2021年04月30日

不要不急の根拠。

不要不急の論理にアブラハム・マズロー(1908年〜1970年)の「欲望段階説」があると思う。

物理的(食・身の安全)な欲求が保証されないと、それ以上のものを人間は求めない。マズロー説は「自己実現欲求<承認欲求<社会的欲求<安全欲求<生理的欲求」である。

だが、同じく心理学者のハリー・ハーロウ(1905年〜1981年)は、
「乳を飲める」から母を慕うのではないと「子ザルを使った実験」で、「身の安全・保存」欲求よりも、「愛」を求める欲求が強いと実証した。
子ザルは「乳を出す針金の母親よりも、乳を出さないタオルの母親を欲する」。


コロナ禍下の「不要不急」命令により、「芸術活動の社会的な不要説」が専らだが、ハーロウの説によれば、そうはならない。


先ごろ亡くなられた・なかにし礼氏は、満州からの引揚船で聴いた「りんごの歌」に、生きる望みを与えられたと記し、ヴェルディーのオペラ・ナブッコの「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」を想起して、民族にとって重要なのは、「食」ではなく「歌」だとする。
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2021年04月26日

「リコカツ」が面白い理由。

ドラマのエンジンは、主人公・ヒロインの〈意志〉。それも〈主体的・能動的意志〉が最上級。次点が、〈受動的意志〉です。


「着飾る恋には理由があって」のヒロイン(川口春奈)には、とりたてて重要な〈意志〉が見当たりません。
初回も、職場環境の〈説明・設定〉であり、事件は「契約更新を忘れて部屋を追い出される」。つまり、住環境で「困っている」としても、それが〈意志〉につながらない。憧れの人はいるが、熱愛する〈意志〉はない。



「レンアイ漫画家」のヒロイン(吉岡里帆)も同じ。職を失った彼女は、少年を世話や、恋愛ミッションを与えられる。それらから生まれるのは〈受動的意志〉。


その点、「リコカツ」のヒロイン(北川景子)は、「結婚したい」という〈能動的意志〉があって、物語が始まる。

この差が、3作の差である。ヒロインの〈主体性〉からいえば、優劣は明らか。

「リコカツ」>「レンアイ漫画家」>「着飾る恋には理由があって」である。
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2021年04月24日

「リコカツ」が面白い理由。

ドラマのエンジンは、主人公・ヒロインの〈意志〉。それも〈主体的・能動的意志〉が最上級。次点が、〈受動的意志〉です。


「着飾る恋には理由があって」のヒロイン(川口春奈)には、とりたてて重要な〈意志〉が見当たりません。
初回も、職場環境の〈説明・設定〉であり、事件は「契約更新を忘れて部屋を追い出される」。つまり、住環境で「困っている」としても、それが〈意志〉につながらない。憧れの人はいるが、熱愛する〈意志〉はない。



「レンアイ漫画家」のヒロイン(吉岡里帆)も同じ。職を失った彼女は、少年を世話や、恋愛ミッションを与えられる。それらから生まれるのは〈受動的意志〉。


その点、「リコカツ」のヒロイン(北川景子)は、「結婚したい」という〈能動的意志〉があって、物語が始まる。

この差が、3作の差である。ヒロインの〈主体性〉からいえば、優劣は明らか。

「リコカツ」>「レンアイ漫画家」>「着飾る恋には理由があって」である。
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2021年04月23日

神田伯山・檄文。その2「女性講談師がダメな理由」。

別便のメールで書き忘れたので、補足します。

女性講談師がダメな理由は、セリフと気持ちが独立していない。同時進行しているから。


「演技の評価基準」を誰も明らかにしていないので、感覚としてしか知りません。絶対君主の演出家がOKを出せば合格。主観批評が横行しています。そこで、私は、過去のさまざまな経験から以下を結論しました。
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2021年04月22日

神田伯山に檄文を送った。

神田伯山さま。共著本一冊、無名ブロガーのスポンタ中村です。檄文です。このメールの主旨は以下。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

AKB前田敦子は「私のことは嫌いでも、AKB48のことは嫌いにならないでください」と言った。

神田伯山は「私の講談は好きでも、世の中の講談を嫌いにならないでください」と言うべき。−−−それほど、「講談師・神田伯山と彼以外の講談師」は断絶している。

お笑い芸人・又吉直樹は言う。
「僕の小説をきっかけに小説を読んでくれる人が増えることを期待します」。
だが、彼の小説を読んだら、当分、小説は要らないと思う。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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2021年04月19日

日本人の特徴は「自他の境界領域の内側」が広いこと。「和」ではない。

ディスカバリーチャンネルの「Naked & Afraid」を観ている。ジャングルやサバンナでの21日or40日or60日のサバイバル。

素っ裸で、ファイヤースターター(火つけ具)と、大型ナイフ、釣り針、弓矢、鍋しか持たないから、お互いが協力しないと、生死に関わる。
サバイバリストの仕事は、シェルターたる寝床の準備。薪集め。水の確保。食料の確保。
それらを役割分担して行うのだが、「(誰もが)マウント・命令されるのを嫌う」。つまりは、「万能感(中二病的な自己肯定感)のまっとうな挫折」ができていない。


あるシリーズでは、食料調達のハンターは肉を持って帰ると賞賛されるが、薪集め・シェルターづくりの担当は評価されない。野草を取ってきたメンバーも、感謝されず、不満が残る。だが、そんな状況も、次第に変化していく。
ハンティングに失敗したメンバーたちも、苦境に陥り、コミュニティーの安逸のために反省する。ここには、人間のコミュニティーの本質がある。自己保存のために「コミュニティー保存」が必要なら、「自分の心を隠ぺいする」。薩摩武士の規範「弱者救済・不言実行」となる。


8人グループ、3人グループの各人が協力する姿は、「和を尊ぶ」日本人を彷彿とさせる。
2人組(男女)でも「相手を忖度」しながら、「言いたいことは押し殺して」生きていく。
だが、その一方で、「一人でのサバイバルを貫く人(個人主義)」もいるが、「孤独に耐え切れず」集団に合流する。
出演するのはアメリカ人たちだが、日本人よりも「和を尊ぶ」。「個人主義ではない」。


上記から導き出されるのは、

× 日本人=和を尊ぶ。

× アメリカ人=個人主義。

ではなく、

・日本人=自他の境界領域が広い。(内側;自分+家族+同僚+地域の人達。 外側;問題行動者or加害者)

 ※ 日本のコミュニティーの場合、「問題行動者でない」なら、人種・国籍が違っても「自他の境界領域の内側」。コミュニティー構成員である。人種&宗教は関係ない。


・アメリカ人=自他の境界領域が狭い。(内側;自分、外側;他人)

 ※ アメリカでは、人種&宗教によって、あらかじめ「自他の境界」が設定されている。


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2021年04月17日

弱者モンスターという池田先生の指摘。




ってこと。

こんなレスを書いた。

モンスター弱者とは、すばらしい表現。
日本社会は「和」ではなく、「自他の境界領域の内側」が広いこと。当該障がい者は、健常者たちの社会を「自他の境界領域の外側」と見た。普通の日本人は障がい関係なく、「内側」と感じて感謝している。「和」の視点から、ウェブ者を批判する弁護士がいるが見当違い。
「日本社会を、自他の境界領域の外側」と感じる在日・野党に憤るウェブ者がの反応は当然です。
posted by sponta at 19:48| 東京 ☁| Comment(0) | ネットウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「リコカツ」大絶賛。

TBSの金曜ドラマ「リコカツ」が素晴らしい。

前作「俺ん家の話」は、伏線もなく最終回に主人公が死ぬという噴飯だったが、今回はそうではない。クドカンという作家性だから許されるということらしいが、これではシナリオライターを目指す者たちはタマラナイ。


世の中の反応はどうなんだろう。


やはり。というべきか、俳優と役柄の相性。劇の舞台(自衛隊・ファッション誌の編集)の感想ばかり。つまりは、表層。


この作品の最大のすばらしさは、ヒロイン・ヒーローの抱える家族観が、正反対なところ。−−−これは17世紀フランス古典演劇理論における「内的整合性」に合致する。

北川景子: 個人主義的な家庭観・自立的な女性像。
瑛太: 儒教的な家庭観・封建的な女性観。

それが、主人公ふたりの〈意志・哲学・行動規範〉の根本にある。瑛太の家族に関しては、それが「家訓」として明文化されているのが効果的。


離婚を決意した主人公のふたりが、親の離婚を知り、離婚することを伝えられないという〈設定〉もいい。−−−古代ギリシアのミメーシス理論的な「ありがちな設定」

だからこそ、これから観客を裏切ってストーリーは展開していくのだろう。


ストーリーは基本的に、主人公のふたりの〈対立〉が表で、その裏で、「共感」が芽生えていくのだろう。

恋愛は、好き・嫌い。
結婚は、損得勘定。
だが、一緒に時を過ごすと、愛着・撞着も生まれる。

ましてや、「テレビ表現の都合」だけでなく、この男女、一度も性交していない。つまり、(やっちゃった後に別れる)成田離婚よりも、もっと手前。出国ゲート離婚って感じ。
ミキティー夫婦は、夫婦喧嘩をしても、夜を越えれば仲直りするという。勿論、ゴマキのように朝からやってもいい。案外、このドラマ。同衾してエンドマーク。そんな感じかもしれぬ。
posted by sponta at 19:33| 東京 ☁| Comment(0) | OZ評価 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月08日

フジテレビのトップに郵送した。(評価ツールのご提案)

映画・ドラマの評価ツールの提案をフジテレビのトップ(遠藤社長、大多専務、小川様)に郵送した。

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株式会社フジテレビジョン

代表取締役 遠藤龍之介 様


初めまして。映画・ドラマの研究者のsponta中村です。(世田谷区在住、61歳)

人脈がなかったので失礼とは存じつつ、映画&ドラマの「評価ツール」を送付しました。大多亮様、小川晋一様にも同じものを郵送しています。今回、「評価される人達」の反発は大きいので、「評価する側」にコンタクトしました。ご活用いただければ、御社にメリットがあると確信します。

OZチェックシート(実用版)

・ドラマ・ノート(上記の理論体系)

編成業務に「作品の客観的な評価」が不可欠ですが、「ヒエラルキー上位者の主観批評」しか手立てがない現状に憂慮して「評価ツール」を作成しました。現在、業界への普及をめざして各所にコンタクトしています。日本のドラマ界で指導的な役割を果たしている御社に期待しています。


追記:

現在、韓流ドラマと日本のドラマの品質差は明確です。その理由は、シナリオ研究所・シナリオ作家協会が提供する創作メソッドが現代に適合しないから。

「コンテンツの品質が向上すれば、「メディアの多様化を受けて、韓流ドラマを凌駕する「莫大な利益」実現すると考えています。   


【御社ドラマの総括】


「のだめ〜」は月9でヒット、ロングセラーになった。だが、「アポロン〜」は失敗した。

   理由は「ジャズはダメ。クラッシック」でなく、「(物語としての)品質不良」。

でも、同封の〈評価ツール〉を使えば、次は確実に「2匹目のどじょう」をゲットできます。

・オンエアは「主演俳優が数字を持つ」が、ロングセラーは「シナリオ・物語の巧みさ」。

ロングセラーを多出する御社が「さらにロングセラーを生む」ための〈評価ツール〉を送付しました。 ご興味がありましたら、ご連絡ください。


文書だけではインパクトに欠けるので、作表を2つ添付している。

019_のだめ.jpg

020_坂道のアポロン.jpg


ま、そんな感じ。

リターンは、一切期待できないし、もし、リターンが来たとしても、アンカンファタブルな状況に自分をまきこむことになる。

だが、こつこつやっていくしあるまい。(-_-;)
posted by sponta at 06:28| 東京 ☁| Comment(0) | 公開メール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月05日

映画&ドラマの客観的評価をめざして、水谷豊さんに郵送した。

OZ理論の要点をまとめ、「ドラマノート」としてPDF化した。


さらに、理論解説を抜いた実用版。OZチェックシートを作成、PDF化した。


当理論は、制作当事者から反発を呼ぶのは必至。
現場の人達は、自分たちの作品を批判するのは、ご法度。
できるのは、映画会社の社長と主演俳優のみということで、東映社長・手塚氏と水谷豊氏に資料を郵送した。

門前払いを避けるために、以下を封筒裏面に貼付した。




相棒.jpg
【作品の総括】= 総合点は10点満点中、4点だが、悪いとは言えない。

・「サイコな杉下の非エモ」vs.「相棒役のエモ」の対照がこの作品の本質である。

・杉下の「受動的意志(サイコ)」vs.相棒の「主体的意志(仕事への情熱)」がドラマを呼ぶ。

・〈恋情要素〉は薄いが、男の物語であり、欠点とはいえぬ。

・陣川は〈能動的意志〉のキャラクターであり、このシリーズになくてはならぬ要素である。

・杉下が唯一「職制を越えて奮起する(能動的意志を持つ)」のは「警察組織とのあつれき」。 
 その意味で、小野田警視監を失ったのは辛い。石坂浩二氏の役どころに期待する。

・「真犯人の特定プロセス」は〈非ドラマ成分〉であり、〈ドラマ成分〉のような一般的な視聴者を持たない。したがって、「謎解き」と「対警察組織」の回のバランスに配慮すべきである。



リターンは望めないが、コツコツとやっていこうとおもう。
posted by sponta at 06:40| 東京 ☁| Comment(0) | 公開メール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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