2016年05月31日

芸の極意。

笑点の司会者・新メンバーが話題になっているので、芸術を真剣に考える私は、落語家たちの芸の極意について、ちょっと書いておく。

不治の病になった師匠に付き添う弟子は、師匠からの「奥義の直伝」が、いつ来るのかと、日々、待ち続けるものらしい。続きを読む
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2016年05月27日

平田オリザ批判。

放送大学の青山昌文教授によれば、ギリシア演劇は、「昼の演劇」であって、今日の演劇のような、「個人が、趣味嗜好のために観る」というものではなく、すべての市民が観るものであって、「演劇を観ること」は市民としての義務でもあった。と。続きを読む
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2016年05月22日

緒形拳氏の演技術。

俳優の石黒賢氏がインタビュー番組に出演していて、新人時代の自分は、先輩からのアドバイスもあって、本番で最高の演技ができるように、リハーサルでは控えめに演技をしていたが、初めて共演した緒形拳氏が、本読みの段階から、「ホンイキ」であり、号泣する演技を繰り返していることに驚いた、とか。
緒形氏の演技に接して、本番のために「出し惜しみ」をしている自分を「みみっちい」と感じ、考えを改めた…。

ご存じのように、緒形拳氏は「新国劇」出身の俳優であり、同じ演技を何度もする演技を体得している俳優である。

石黒氏の感慨は「没入型」の演技術の欠点を示しており、青春期から舞台で学んだ緒形氏の演技術は大きく異なる。「ホンイキ」で何度も演技できるのが、本物の俳優である。
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2016年05月18日

教育者のだめさ。

映像制作に関する放送大学の講義を観ているが、教育者のダメさ、理論家のダメさを痛感する。

理論は理論であり、創作には創作の事情がある。
できあがったものを理論に当てはめるのが、理論家の仕事ではあるが、創作者は、理論を気にしながら創作をしているのではない。


これは、重要である。続きを読む
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2016年05月16日

演出家の仕事のひとつは、名優を輩出することである。

とすれば、何故、藤原竜也はダメなのか。ということになる。もし、彼がダメなのだとしたら、蜷川幸雄氏がダメということだろう。続きを読む
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2016年05月14日

昭和の巨匠たちが、死ぬ前にすべきこと。

昭和の巨匠たちが亡くなっていくが、彼らのほとんどが、死ぬ前にすべきことをしていないと、私は感じている。

彼らが、自己批判しないで、逝ってしまうので、世の中は、昭和のまま、宙ぶらりんである。
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2016年05月13日

演出家・蜷川幸雄氏、逝く。

演出家というと、何か奇抜なこと・特別なことをすると思っている人が多いと思うが、優秀な演出家は、「誰もが思うような、当然のこと」を、ねばり強く指摘し続ける人のことである。

ひどい言い方をすれば、宝塚歌劇団には、そういう演出家がいないから、あのようなかたちになってしまったのかもしれない…。

テレビドキュメンタリーで観た蜷川氏の稽古では、「セリフが一本調子になっている」と主演俳優に叱咤していた。続きを読む
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2016年05月11日

マービン・ミンスキーの時代が終わる…。

「人工知能の父」と呼ばれたマービン・ミンスキーが88歳で1月に亡くなっている。
とある学会誌に、彼の特集があり、MITメディアラボで3月17日に追悼式典が開かれたという。

私は門外漢だが、
1956年のダートマス会議が、人工知能の研究が始まったに等しい重要なイベントであり、20代で、彼は出席したのであって、彼の逝去によって、その世代の時代が終わった。

ミンスキーは、「2001年宇宙の旅」の科学監修者をつとめたのだとか…。
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2016年05月07日

ディドロの演技論。(役になりきるはダメ)

青山昌文教授の大学院の教科書を読んでいるが、革命的なことが書いてあるので、披露しておく。はっきりいってしまえば、アクターズ・スチューディオのシステムは間違っている。ということ。

メソッド演技を簡単に説明すると、演じる役柄になるため、その役を徹底的に調査し、俳優が「その役になりきる」ことを理想とする。

しかし、それが間違っていることを、私はすでに指摘している。
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2016年04月29日

こどもに「勉強しなさい」と言う必要はない。

もし、「そう、思う」なら、一緒に勉強すればよい。
親は仕事で、坊主はお経で、こどもは勉強。などと考えることに妥当性はないのだ。

一緒に勉強をする意志があるなら、それでいいのであって、勉強でこどもから教えられる状況になれば、こどもは親に優越感を感じて、勉強への意欲を増すに違いない。

もし、親が負けず嫌いなら、親ももっと勉強すればいいし、そういうフラットな競争が親子の間で成立するならば、親子の距離も近くなるに違いない。




我が家においては、「演劇の鑑賞能力」に関しては、私の勝ち。一方、「音楽の鑑賞能力」では娘の勝ち。私は、音楽を聴いたとき、娘に感想を求める場合が多い。

とはいえ、年の功か、音楽のボキャブラリーでは私の勝ち。
先日娘は「バルトークのルーマニア民族舞曲集」を知らなかったので、父親の威厳をかろうじて保った。クラッシックや吹奏楽は娘の領域ではない。

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2016年04月28日

絵文字は、エモーション字と、外国人は解釈しているらしい…。

外人は、画像絵文字で、「舌を出している」のは、「おいしい」ではなく、「からかっている」。つまりは、アッカンベーをしている
と感じるらしい。

同様に、外国人はイヤフォン通話をするが、日本人はイヤフォン通話をしないのだとか…。(スマホの強盗が頻発する海外では、イアフォン通話が普及しているらしい)



巷間、「音楽は世界共通」だというのが、もっともらしく広がっている。しかし、音楽も言語のひとつであり、民族や文化によって、意味解釈は異なるはずである。

たとえば被災地キャラクターとして注目される「くまもん」の瞳は、西洋人には「悪魔の…」と、感じられるらしい。

言葉なら、意味抽出不能であり、絵や音なら、意味抽出が可能。とはいえ、感じるものは、民族・文化によって、異なるのだ。
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2016年04月26日

真島俊夫さんが逝く…。

「題名のない音楽会」を観ていたら、4月21日、吹奏楽の作曲家・編曲家の真島俊夫さんが亡くなられたことを、テロップで知った。

http://tv.yahoo.co.jp/program/15512793/

真島さんとは、吹奏楽の録音の仕事でご一緒した。今から15年ほど前のことである。当時、彼は、吹奏楽の活動とヤマハの社員を兼ねていたので、監修者の彼がいないなかで収録することもあり、低予算の教材制作の現場が大変だったことを覚えている。

当時も有名だったのかもしれないが、まさに一流作曲家として呼ぶにふさわしい活躍をしていた彼をとても誇らしく思っていた。続きを読む
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2016年04月25日

被災地で起きていること。

被災地の避難所になっている体育館で、ボランティアが、被災者にマッサージをしていた。
私が気になったのは、ボランティアの着ていたTシャツに、トム・クルーズが加入していることで有名な宗教団体の名前が書いてあったこと。

たしか、トムの奥方だった女優(ニコール・キッドマン)の父親だったかが、教団の不実を暴露し、全面対決をしたことが世界的な話題になったことを覚えている。

現場の混乱に乗じて、宗教活動が行われる。そんなこともあるのか。

考えてみれば、当然のことだが、ふいに驚いた。
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2016年04月24日

災害時こそ、ドローンだと思うのだが…、

何故か、被災地のテレビ報道で、ドローンを使った映像が見当たらない。
許可関係の役所が被災し、事務手続きができないのが原因なのだろうか。
とはいえ、ヘリコプターの爆音で、被災者の人たちの不安をさらに増すのなら、ドーロンのほうがいいに決まっている。



被災者のお弁当を横取りしたり、給油の列に横入りしたり、被災地でのテレビ局の振る舞いが、ウェブでやり玉にあがっている。

しかし、私が問題と思うのは、テレビ局に、「自らの報道によって、全国からの支援が生まれる」という誇りと意義がないこと。

報道の意義について、テレビマンたちが理解すれば、批判は生まれないし、協力の和も広がるはず。そういう信念がないから、「野次馬」のように批判される。

逆にいえば、テレビ局は、ウェブとリンクしながら、被災状況・避難所の情報をリリースすれば、テレビで取り上げたところばかりに支援物資が届くことも軽減するに違いない。



東京で起きたら…。などと、断層の近くに住む人たちの不安をあおるくらいなら、東京でもできることはいろいろあるだろう。

被災地の人は、スマホを見るばかりかもしれぬが。
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2016年04月20日

非国民は、非国民なんだよ。

「差別や偏見はいけない」というのは、波乱分子が「自らを行動しやすいようにするため」の世相誘導である。

中世の出来事だが、ある宗教の信仰者が、異教徒のこどもを生贄にした。そのことで異教徒の反発が起きたが、その宗教の人たちは、「差別・偏見である」と反発した。と、その宗教の末裔が書籍をなしている。言い換えれば、「ブったら、豚によく似てる」とか、「お前のカーチャンでべそ」の類。

しかし、メディアを含めて、生真面目な人たちは、まともに対応してしまうから、厄介だ。



「反社会分子」が、反社会行動をして、世の中の批判が集まると、「それは、差別・偏見である」と批判者に反発する。

東アジアの隣国では、日本社会に敵意を丸出しにしているし、金持ちからお金をクスメとるのは悪いことではないと考える民族文化もある。



そう考えてみると、九州の群発地震に乗じて、空き巣や詐欺・強姦を行うのは、日本社会にとっての「異分子」であって、私たちにとって「非国民」である。

したがって、私たちは、「そのような人たちを排除すること」をすべきであって、「自らを悲観」したり、「反省する」必要はない


しかし、非国民と声を上げることに、批判がつきまとう。
いつの間にか、愛国者は、自己中心的な個性だと、決めつけられてしまった。
('◇')ゞ



そのあたりのことは、「スイスの民間防衛に学ぶ」に詳しい。

http://nokan2000.nobody.jp/switz/

この文書が何故、必要だったか?
それは、スイスが「自家中毒」を起こさないため。と、言ったら、分かりやすいだろうか。
自家中毒が分からない?

フグが、自分の毒で死なないようにするためのシステムである。

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2016年04月16日

アリストテレスの演劇論。

引き続いて、放送大学で青山昌文教授の講義を見ているが、「そんなこと言っていいの?」と思ってならない。続きを読む
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2016年04月11日

グラぶるのコマーシャル。

親友がこれから告白しようと思っている男子が、この間、自分に告白してきた野球部の奴だなんて、口が避けても言えない。


というのがある。

果たして、これが正解なのだろうか。
自爆必至の親友を、そのまま、放っておいてよいのか…。

そんな関係が、果たして「親友」なのか。続きを読む
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2016年04月10日

武井壮氏の考えに同じ…。

親が子に行うべきは、「勝てる試合を与えること」。と、確信している。

私は、大学入試のために無為な数年を過ごしたが、その理由は、親から、「現実的な対応がほとんど不可能」な心理的な刷り込みをされたから。
当時の私の目標を達成するには、もっと偏差値の低い大学でよかったのだが、それが許されないような心理に陥らされていた。

姉も同様な被害者だが、私よりもましな人生になっているのは、幸運である。

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2016年04月09日

世界一貧しい大統領の来日。

国連で発表したことが絵本になり…。

彼のことを全く知らなかったが、テレビは、彼をえらく持ち上げている。
彼の発言の主旨は、「一部の人が経済的に恵まれる世界は間違っており、人間は経済的な繁栄ではなく、精神的な幸福を目指すべきである」というものであって、目新しくはない。


つか、そのような思想を持った彼が、大統領在任中に何をしたのか? がもっと紹介されてよいのだと思う。(何をしたのかを、私は知らない)



国連で行ったのは、「政治的」な発言だというが、問題は「経済」の領域である。

さらにいうと、もし彼が「自らの主張」を実現するために、「世界の経済に背を向けて国家を運営しよう」とすれば、どうなるかということを、彼は理解していない。

TPPで私たちが妥協しているのは、戦争に巻き込まれるよりもマシ。ただそれだけである。

彼が、彼の思想を政治的に行動していれば、暗殺されるか、彼の国は、アメリカから戦争をしかけられる。
…そんな国家が、戦後の歴史に数多く存在したことを、「素朴なイメージの彼」はまったく理解していない。




今回の彼の来日は、「グローバリズムへの反発」へのガス抜きであり、それ以上でも、それ以外でもない。

そう思えば、分かりやすい。

追記:
世界から、独自路線をすすもうとした小沢一郎氏も、同じようなものだが、彼は暗殺もされなかったが、妻から離婚された。

不幸中の幸いということか…。
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2016年04月06日

Into The Stormを観た。

アメリカ映画で、竜巻の現場の様子を丹念に再現している。
CGと実写の境はほとんど分からない。最近の技術は驚くばかりである。



果たして、日本で3.11に関して、こんな映画が作れるのだろうか…。
実際に竜巻を体験した人たちは、この映画を観るとトラウマに襲われるので…。



物語は、竜巻を記録しようとするプロジェクトチームが主人公であり、彼らの竜巻へのコンタクトと被災者たちの交流と被災の実際が描出されている。

人物間のドラマはほとんどなく、映画は全編・竜巻。
1時間30分に満たない小編である。

この映画を評価していいのか。ちょっと判断に苦しむ。
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