2019年11月09日

日本のドラマが迷走している。(相棒・同期のサクラ)

20世紀は「主観の時代」であり、21世紀は「客観の時代」だと確信している。

「主観の時代」は、「西欧の世界制覇」という野望・陰謀の中で仕組まれた「思想兵器」によって生まれたもの。妥当性を持たない。

「主観の重用」から、「○○ファースト」なる標語が生まれた。発信源はD.トランプ、邪心である。

あるべきは、「誰かに従う」のではなく、「真理・妥当性を極める」ことである。


そんなことから、20代から取り組んできた「ドラマ・映画」について客観批評を加えようというのが、このブログのひとつのテーマとなっている。

だが、日本の映像作家たち・製作会社のサラリーマンたちは、いまだ「主観」妄想が強い。
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2019年11月01日

勘違い女優、吉永小百合嬢を指摘する。

【主旨】

吉永小百合嬢は、「没入」型演技を目指している。

だが、スタニスラフスキーも蜷川幸雄も「没入」型演技を否定している。

あるべきは、「セリフ・気持ち・動作を孤立的にコントロール」することである。


NHKの「プロフェッショナル〜仕事を流儀」が彼女に長期密着ドキュメントした。


この番組を観て、俳優および俳優を目指す人たちが「彼女の振る舞い」を真似たら、悲惨なことになる。
その理由は、以下に反するから。

・「没入」型の演技術は間違っている。(青山昌文・美学芸術学教授)

・優秀な俳優はいつも「覚醒」している。「没入」して役に成りきり、自分自身を失うことはない。(演出家・蜷川幸雄)

放送大学の青山教授は、スタニスラフスキーの「俳優修行」の本は没入を否定しているのに、誤訳されていると指摘する。

私か察するところ「心理至上主義に侵された翻訳者の仕業」。

希代の演出家・蜷川氏は、平幹二朗氏は「客席の私を感じると、熱演の抱擁シーンでさえ、私が最適な角度で見えるように身体をズラした」。
ロンドンの俳優と仕事をした時も、本場の名優は「没入などしない」。いつも「(高度に覚醒して)自らをコントロール」と告白する。


だが、吉永嬢は、

・役になり切る。

と、(恥ずかしげもなく)発言する。

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2019年10月09日

「凪のお暇」は、ドラマとして成立していたのか?

「映画・ドラマの評価」を考察し続けている。

ハヤシライスを「カレーライスの評価基準」で吟味してはならぬとの意から、「映画・ドラマの分類」が前提である。

そして、4つの分類をすでに提示しているが、4項目目を変更し、以下にしたい。


・「情熱」の対決。
Duel of Passion

・喪失した「情熱」。
Loss of Passion

・喪失した「感情」。
Loss of Emotion

・「性質」の露出。
Exposure os Nature


TBS演出家・鴨下信一氏は、「最近のドラマにはアンタゴニストが足りない」と文句を言っていたが、昭和のドラマ(向田邦子作品)にも、アンタゴニストは少なかった。

父と娘が対立していても、「大喧嘩」はしないし、ノラのように「出奔」しない。「立場の対立」はあるにしても、それが「対決」に昇華しないのである。
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2019年09月23日

小泉孝太郎氏が、リスペクトしていた俳優。


父君・純一郎総理大臣の圧倒的な知名度によって、俳優デビューした小泉孝太郎氏。

彼が俳優挑戦に名乗りをあげていた時、憧れてを口にしていたのが、竹中直人氏である。

その発言を聞いて、同業者たちはどう感じたのだろうか・・・。


具体的に彼が師事したというのは、ドリフターズのリーダー・いかり矢長介氏だという。コメディアン出身の彼だが、現場たたき上げのベテラン刑

事の役柄で「文句があるなら、偉くなれ」と主人公・青島刑事に吐いたセリフを覚えている。

自然な演技であり、好ましい。
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2019年09月21日

倉本聰氏のアンチドラマ。

シナリオ界の大御所が、「ドラマを分かっていない」から困ってしまう。


小津安二郎監督の最期の言葉は「映画はアクシデントではない。ドラマだ」である。

放送大学・美学芸術学の青山昌文教授は、第三者が記録した「叙事的」な作品、当事者として演じられる演劇「叙事詩的」なるものを対照として指摘している。


二つの至言を知ってしまえば、

倉本氏が、「昭和15年以降の山梨県の寒村を描いた」ことは、アンチドラマ。「(シナリオライターが創造した)架空の歴史」であって「ドラマ」とはいえぬ。


徴兵令がやってきて、兄は絶望し、自殺する。

兄の死後、兄の恋人が妊娠していることを知った主人公は、赤子の父親になることを申し出て、受け入れられる。主人公は兄の恋人を心密かに愛していたのである。

そして、主人公にも赤紙がくるが、勤労奉仕の作業中に「わざと」大けがをして、徴兵を回避する。

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2019年09月19日

宮崎駿と高畑勲の本質的な違い。

高畑勲氏の展覧会が開催されているとか。生前の彼の周辺の人物に取材した番組がオンエアされていた。

高畑氏と宮崎氏は東映アニメーション以来の盟友だが、二人の本質的な違いを一言で表現すべきである。

・宮崎駿: Duel of Passion

・高畑勲: Loss of Emotion

番組では、以下のようにまとめられていた。

・宮崎駿: 勇気・希望・たくましさを表現する。

・高畑勲: 人と人のつながり。思いやり・思い入れ。
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2019年09月17日

「カメラを止めるな」はダメ。

映画「カメラを止めるな」が、低予算映画なのに存外のヒット。というのは旧聞だが、ふとこんなことを思った。

・カメラを止めるなは、ダメ。

について、ちと、説明する。
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2019年09月10日

アンパンマン批判(即物的な読解する知性を批判せよ)。


テレビアニメ「アンパンマン」が、こどもに「暴力」を薦めていると、視聴を控えるように発言する人がいるという。

世の中には、「親がきちんと伝えれば大丈夫」とか、「こどもにも理性・知性があるから大丈夫」との意見が・・・。

spontaが指摘したいのは、

そのような

・即物的な読解は、知性のなさ

を表現していること。
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2019年09月07日

「アンチ・ドラマ」とは何か?

「映画・ドラマを評価」するために、「映画・ドラマを定義・分類」した。

より理解を深めるためには、「ドラマでないもの」を定義しなければならないと思う。

サッカーで「アンチ・サッカー」と言うことがある。
それはキック&ラッシュ。幼稚園児がサッカーをした時のような、ゴールに蹴り込むだけの戦法である。

では、ドラマは・・・。
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2019年09月06日

映画・ドラマの5分類のまとめ。

ハリウッド発の「映画・ドラマの分析法」が、「日本に普及しなかった」と指摘した。

その理由は、ミメーシス理論。つまり、

・映画・ドラマが参照すべき「現実」が異なるから。(アメリカは他民族・銃社会・対立 vs.日本は単一民族・対立を嫌う忖度社会)

とはいえ、ハリウッド映画や韓流ドラマの移入により、日本人の好みも変革している。日本芸術が表現してきた伝統は「もののあわれ・無常」だが、そればかりではなくなっている。対決をモッパラにする「ひとのあわれ」系の作品も少なくない。

TBSのジャイアンこと福沢氏が演出する日曜ドラマは、その類い。

だが、悪役が悪役として「敗れ去る」ことに、我々日本人は「無情でいられない」。そういう優しい心根がある。
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2019年08月30日

ハードボイルド(説明しない)とソフトボイルド(解説過剰)。




spontaは娘に、映像に関する「要点」を伝えている。それは以下。

・説明はダメ。表現・描写でなければ。
  ↓
・説明セリフはダメ。

※ 僕は、あなた(民さん)が好きです。(説明ゼリフ)
※ 僕は野菊が好きだ。民さんは野菊のようだ。(素朴な表現)



・前後のカットの「相違性」こそ、接着力である。
  ↓
・同サイズ・同ポジションは直結してはならない。
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2019年08月29日

モンキー・パンチの遺言を信じるな。

お別れの会でのご長男のお言葉を引用する。

「ルパンIII世」には、"教え"がない。

・友達を大切にしよう。

・悪いことはやっちゃだめ。

・努力すれば、報われる。

・夢はいつか叶う。

などは作品から読み取れない。


果たして、そうだろうか。

"教え"とは、観客が読みとるべき(抽象的な)〈テーマ〉だろうが、それが”不在”など、あり得ない。
もし、そうなら、「ルパンIII世」は愚作である。

spontaが読みとる〈テーマ(教え)〉は以下。

・一度狙った獲物は、諦めない。(盗賊としてのプライド)

・(何度裏切られても)女性(峰不二子など)を諦めない。(性欲に勝てぬ悲しい男性のサガ)。

・人生を楽しむ。

・スリルを楽しむ。(あえて危険な挑戦を選ぶ)

・・・などである。
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2019年08月26日

映人社に電話してみた。


spontaの常套手段は、「選択肢をつぶしていくこと」。

映人社とは、新藤兼人氏がつくったシナリオ会館にある。月刊ドラマやシナリオ作法の本を多数出版している。

映画学校時代、月刊シナリオ、月刊ドラマを定期購読していた。つか、月刊ドラマが創刊された当時、映画学校に通っていたと記憶する。
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2019年08月24日

映画&ドラマのコンポジションシート


映画&ドラマのコンポジション(構図)について、5分類を提示した。

映画&ドラマの構成(コンストラクション)についての考察は多々あったが、構図に関する研究は皆無だから、まったくのオリジナルである。

旧来のイメージで類推するなら、「人物相関図の類型」ということかもしれぬ。
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2019年08月23日

映画&ドラマの5類型。(その2)



【表現形式】

・Duel(「対立」が対決に展開する)

・Loss(「喪失」により、大切さを痛感する)

・Contrast(「対照的」に印象づけられる。事象は対立関係にある)

・Reference(「参照的」に描かれる。事象はメタ関係など、対立関係でない)

【表現内容】

・Passion(意志)−−−主体性

・Emotion(感情)−−−忖度

・Nature(性質)−−−悟性・インセクト
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2019年08月22日

映画&ドラマの5類型。(その1)



小津安二郎監督の遺言は、「映画はイベントではない。ドラマだ」である。

溝口健二監督は、新藤兼人の脚本を「これはシナリオではありません。ストーリーです」と突っ返した。撮影現場では、俳優に「それはあなたたちの仕事」と演技指導は一切せず、「反射してください」と要求しつづけた。

世界的な映画監督の教えから、以下が導き出される。

o  映画はドラマである。
x 出来事(イベント)の羅列はダメ。(ストーリーはダメ)

o ドラマを生み出すのは、シナリオ。
x 出来事(イベント)が羅列されるのはダメ。(ストーリー)

o 人間と人間の「反射(人間関係のケミストリーな現象)」が描かれるのがシナリオ。
x 人間と人間が「有機的な反応を起こさない」のはダメ。

o 相手役のセリフに呼応・反応するのが「演技」。
x 「反射」がない演技はダメ。(段取り芝居)

これらは、青山昌文美学でいうと、「叙事詩的なもの」の否定である。
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2019年08月16日

TBSの日曜日ドラマ「ノーサイドゲーム」批判。

演出の福沢克雄氏は、慶応ラグビー部が上田昭夫監督のもと、大学一、日本一になった時の右ロックだという。

慶応・中等部でラグビーを始め日本代表になり、高校・大学と辛い練習をやり抜いた。大学の4年間はラグビー漬け。卒業後は、フジフィルムに就職したが、ドラマへの思いが捨てきれず、TBSに中途入社。

現場のつらさから辞めていくADが多い中、ラグビーの辛い練習で鍛えられていた彼は、楽々と現場をこなし、ディレクターに昇進したとか。

福沢氏は「俳優が、ラガーマンを演じる」のではなく、「ラガーマンが、俳優をする」ほうが良いと考え、後輩の日本代表元キャプテン・広瀬氏(スタンドオフ・ウィング)を「チームの中心選手」としてキャスティングする。

spontaは、ここまでは正しいと思う。
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2019年08月13日

「パソコンで評価するの?」

「映画&ドラマの評価システム」の営業を模索している。
アポイントメントがとれた時のことを思って、昔の先輩に電話した。

彼は、鈴木清純監督が作った映像塾の出身。つまりは、「近代主観主義」バリバリの人だが、「押し出し」の強い人なので、VIPにも負けまいと考え、ファーストコンタクトの場に同席してもらうことにした。

久しぶりの電話。

私が概要を伝えると「パソコンで評価するの?」との返答。

ふむ。

そうだよな。AI、人工知能の時代なら、当然そうなる。

否。

エクセルの表組みに入力して評価するなら、「パソコンで評価する」ことになるか・・・。
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2019年08月12日

金曜日のドラマを2本観た。そして、ツイートした。



一本目。


#「これは経費では落ちません」

金曜日、「これは経費では落ちません」を観た。
「逃げる男」なる新キャラ登場。
こういうご都合主義的にストーリー展開が、ドラマをツマラナクスル。つか、「刑事もの」「裁判もの」のように、一話完結で行きたいのか。安易だ。

そして、

#凪のお暇

アンタゴニスト(人間関係の対立)は、どうにか出来ている。だが、直接対決がない。DJ君はモンスターで、ヒロインとヒーローは「葛藤&忖度」ばかり。小津安二郎の遺言は、「映画はドラマだ、アクシデントではない」。ドラマとは「直情の対決」である。

「映画・ドラマ」の〈評価法〉。(その1)

で、勉強して欲しい。
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2019年08月11日

「これは経費では落ちません!」を評価する。

映画&ドラマの「客観的で、妥当性のある評価」をギョーカイのVIPの方々に提案をしようと郵送やメールでアクセスしているが、リターンはない。

先日は、文化庁の「コンテンツの評価」に関する報告書が平成16年度に提出されているのを知り閲覧した。

残念に思ったのは、「コンテンツを評価できる」人材を養成を提言されていること。

文化庁は「近代主観主義(モダニズム)」に囚われている。
否、この調査研究に携わるような業界のトップの人たちは、ポストモダン(客観主義・相対主義)の潮流とは遠いところに居る。

ご案内を差し上げたVIPのみなさんからリターンがないのは、私が無名だからとばかりはいえない。あえての「無視」の可能性も高い。
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