2020年07月11日

「ハケンの品格」の欠点は、バディー(相棒)がいないこと。

・「近代主観主義のオリジナル信奉」から逃れられない

・日本伝統の「もののあわれ(無情)」芸術観から距離を持てない

日本のドラマに絶望しているspontaだが、良作がないとはいえないので、「ハケンの品格」を観た。

そして、欠点を指摘する。
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2020年07月09日

「私の家政婦ナギサさん」と今村昌平の言葉。

ここでいう今村昌平の言葉は、

・3代掘り下げないと、人物は描けない。

30年以上前、映画学校(横浜放送映画専門学院)の特別講義で、今村校長が発した言葉である。

今村映画では、主人公の父・母。そして、地域風土が描かれる。マーチン・スコセッシ監督は、今村をリスペクトするが、彼のドラマツルギーとは異なる。


「タクシードライバー」は、「現代社会が生んだ不満」が英雄的行為に結実する様が描かれるのであって、主人公の出自・家庭環境は捨象されている。
主人公は「タクシードライバー」と単純化されている。(個の主体性の映画)


一方の今村映画。
「赤い殺意」では、封建的な家族制度・男尊女卑的な夫婦関係と対照して「女性の性的な欲望」が描写される。
「復讐するは我に在り」では、主人公・榎津の父親との関係が連続殺人の動機としている。(因果律・家族の運命の映画)


二人の世界的な巨匠の差は、

・日本芸術の伝統: もののあわれ(平家物語における無常)

・西欧芸術の伝統: 神々の情念(ギリシア神話における神々の物語)

という「芸術観の違い」である。


今村監督作品が、「日本映画の退屈さ」を免れているのは、

・無常(運命)の表現の中で、人間・個人の「情念」を描ききった

から。

今村映画は、

・「こんなこと」がありました。

・「こんな人」がいました。

では終わらない。

・人間のインセクト(昆虫的な、不随意行動)な部分を描ききる。

環境(因果)や設定(家族環境)によって、「キャラクターの行動」が決定するなら、〈予定調和〉(説明)である。

・人間のインセクトな行動は〈自主・自発〉。

さらに、それは「人間の本質」だから、カンヌ映画祭で評価される。
たとえ、それが「家族環境・地域風土」の中で醸成されたものだとしても、あくまでも

・個人の意志。〈自主・自発〉

なのだ。

(凡庸な)「日本映画がツマラナい」のは、「運命を描く」ことが「説明・設定に堕する」から。
「運命(因果律)を描く」ばかりで、「運命にアラガう主人公」は少ない。
平家物語にしたって、門外漢のspontaが思い起こせるのは、

・島流しされたシュンカン俊寛僧都が、故郷へ帰りたい情念の場

や、

・自分の息子と、討たねばならぬ少年を重ね合わせた「敦盛」

ぐらい。
要は、

・こんな「思い」があった

である。

日本の芸術の根幹が「無常(運命・宿命)」だとしても、それだけでは遺らない。

※ 「俳句に季語が必要」なのは、「運命・宿命・無常」を表現するため。57577の和歌では「感情が主体」であり、575の俳句もそれに同じだが、必要条件と「季語(無常を示すアイコン)」が求められる。
575という究極の単純化の中で、「感情と季語(無常)を切り離した」。和歌では「感情と無常は関連づけられている」が、俳句における「感情と無常(季節感)」は距離感を持つ。

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2020年07月06日

(2)ムービープラス、シネフィルWOWOW、ザ・シネマ、FOXムービー、映画NECO、日本映画専門チャンネル、時代劇専門チャンネルの編成担当者に告ぐ。

#ムービープラス #シネフィルWOWOW  #ザ・シネマ #FOXムービー #映画NECO #日本映画専門チャンネル、#時代劇専門チャンネル

ミメーシス理論、フランス古典演劇理論を「現代の映画・ドラマ」のために援用したspontaは、6月20日、「ハイパーオズ理論」という結論に達したので、「良作」ばかりでなく、「愚作・駄作」も吟味することにした。

しかして、CATVの「旧作・洋画系」のチャンネルで映画を数本観た。
そして、旧作としてオンエアされているのが、「必ずしも傑作・良作・話題作」ばかりでないことに唖然とする。


Google、Yahooの評価は「悪くない」のに、作品の品質は「最低・最悪」。

それは、「事なかれ主義」の大衆が多いこと、「ポピュリズム」「インセンティブされた人たちの影響」を表現している。

・集合知は、ポピュリズムの影響を受け、真実を表現しない。

・真実を突き止めるには、形式批評(評価基準を明確にした客観的な評価)しかない。
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2020年07月04日

2020年。「映画&ドラマの評価基準」

昨年、「映画&ドラマの評価基準」を結論した。と、思っていたが、本年6月。新たなる結論を得た。

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・ページ01

この結論は、spontaのオリジナル。

近代主観主義にとらわれている日本のアカデミズム&映像制作業界にはありえない理論である。
この評価手法により、いままでの「強権者による主観批評」のブレ・ばらつきを解消し、信頼度の高い・妥当性の高い評価を実現する。
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2020年07月01日

(3)「ノーサイドゲーム」。ラガーマンたちへ与えられた演技術。

脳による「中央集中制御」ではなく、身体各所の「同時並行分散処理」が、演技だけでなく、スポーツにおいても重要である。

と、説いた。

重要なことは、

・Isolation & Relaxation
(同時並行分散処理 + 脱力)


つまり、

・脱力しなければ、同時並行分散処理は実現しない。
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2020年06月30日

(2)「ノーサイドゲーム」。ラガーマンたちへ与えられた演技術。

・良い演技とは何か?

答えは以下。

・気持ち、セリフ、動作が同時進行しない。

日常では、

・気持ちが言葉になったり、
・思わず発した言葉が、気持ちを作ったり、

であって、同時発生、同時進行することはありえない。


そのため、演技には「中央制御」ではなく、「同時並行分散処理」が必要となる。

どんなに「気持ち」を作っても、それが「セリフと同時進行」なら、嘘くさく感じられる。

この道理・理屈は、ダンスで求められる

・ralaxation & isoration

に同じである。

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2020年06月29日

(1)「ノーサイドゲーム」。ラガーマンたちへ与えられた演技術。

胆石の入院時。
病室のテレビを観るにはお金がかかるし、観たとしても地上波のみ。スポーツ中継もないから、スマホに頼ることになった。
病室はWi-fiが通っていたので、動画にも躊躇しない。

YouTubeで、TBSドラマ「ノーサイドゲーム」に出演したラガーマンたちの動画を複数観た。

元代表キャプテンの広瀬俊朗氏だけでなく、斉藤祐也氏(元日本代表。日本初の海外リーグで選手。彼は、「いままで生きてきた中で一番幸せ」との名言を残した金メダル中学生の元亭主。)の動画も。


TBSドラマ「ノーサイドゲーム」の演出家・福沢克氏は、福沢諭吉の子孫(直系男子ではなかったので、福沢姓ではなかったが、最近、改名したような・・・)。高校・大学とラグビー部でならした。つらいAD時代もラグビーの猛練習に比べれば「へっちゃら」だったとか。

ラグビーワールドカップ日本大会に向けた「ラグビー・ドラマ」の企画・制作で、彼は「ほんもののラグビー」のドラマを指向した。

ちなみに、TBSは過去に「スクール・ウォーズ」というラグビー部を舞台にしたドラマを制作している。

ジェイミー・ジョセフの前任者・エディー・ジョーンズ氏は、

・あの先生(山下慎二)は全然ラグビーを教えない。

と不満を述べたとか。


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2020年06月28日

(3)J.Y.Parkが日本の芸能シーンを変える?

#J.Y.Park #Niziプロジェクト

生産管理の父、D.W.デミング博士は、

・事故の原因の9割はシステムの問題であり、個人の問題は1割に過ぎぬ

と指摘している。

ラグビー日本代表のスクラムコーチ・長谷川慎氏は、

・誰がやっても「強いスクラム」が組めること。

を目標に、代表選手の人事に加わらなかったとか。

今回のNiziUのメンバー9人を見て思うのは、J.Y.Park氏の「圧倒的な存在感」である。
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2020年06月27日

(2)J.Y.Parkが日本の芸能シーンを変える?

#J.Y.Park #Niziプロジェクト

今回、娘が繰り返して言うのは、「自分(娘)の評価基準」と「J.Y.Parkの評価基準」が同じということ。

その評価基準の本質は以下。

□ 歌・踊り・動作・気持ちのアイソレーション。

さらに、それらを微分した分析。

・歌の音程・リズム・気持ちのアイソレーション。
・ダンスにおける「体幹の確かさ」。テンポ。正面。

□ チーム・ワークを生む「心根」。

それらに「嘘がない」こと。初心・感謝を忘れない。

この指針は、「日本代表である前に、ナイスガイであること」というラグビーのジェイミー・ジャパンと同じ。
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2020年06月26日

spontaが「イッキ観」しないドラマたちの欠点。

入院時、体調がいいときにドラマを「イッキ観」した。

とはいえ、

・腐ったリンゴを最後まで食べる

癖はないので、第一話で、「腐っているか」を吟味することになる。

その「評価・吟味のポイント」は以下


□ 構図が見えない。

※ アト・ア・グランス性

□ 設定の布石・伏線に終始している。(ドラマの不在)


□ 群像劇である。

※ 主筋・脇筋の別が分からない。(学園もの・共同生活ものに多い)

□ 散漫な「場の設定」。


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2020年06月25日

Vシネ「新・嬢王ゲーム〜帰ってきた伝説の女〜」(古川いおり主演)の解題。

「ハイパーオズ理論」によるマトリックスは以下。

Title : 新・嬢王ゲーム
   Ac.(アクシデント): ○
   Mn.(モンスター): △
   Ph.(行動哲学):  ×
   Em.(ロスを生む感情):  △
   Pa.(摩擦・対立に負けぬ情熱):  ○


※ ヒロインに「主体性がない」から、モンスター性:△、感情性:△。キャバクラの出来事性とキャパ嬢たちの対立のみ、○である。


「もののあわれ」芸術論から、「意志・感情の対立・対決」ではなく、「運命・宿命の奇異・残酷さ」で、ストーリーが展開していく。

だが、それらはキャバ店のナンバーワン争いと、客とのいざこざ。つまりは「凡庸」。「傷はない」が「評価」は生まぬ。


結局のところ、物語を進めていくキャバ嬢3人がAV女優なら、彼女たちの「濡れ場」を目的に鑑賞される。だが、それらの「回数・内容」に不満が残る。

男をカクマう女、客に刺される女、自殺する女が描かれるが、それらは散文的に絡んでいるだけ。

つか、「金」と「男女の情」があれば、すべては繋がる。作意がない。


駄作とはしないが評価外。「ありがち」な映画である。

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2020年06月24日

日活ロマンポルノ・リブート作品の批判。

CATVで、日活ロマンポルノを再現した映画2本を観た。

・牝猫たち

・風に濡れた女

spontaのファーストキャリアは、日活の「ロマンポルノ移行」により日活を辞めた監督の会社。彼は、「ハレンチ学園(1970)」(宍戸碇、児島みゆき)を監督していた。spontaは、ロマンポルノ否定派ではないが、あまりに、作品の品質差が大きいと感じる。
今村昌平の映画学校での指導監督は、「マル秘・色情めす市場(1974)」「マル秘・女郎責め地獄(1973)」の田中登監督である。


ハイパーオズ理論では、

・エロは、非ドラマ成分

である。


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2020年06月23日

「ハイパー・オズ理論」の追加考察。

小津安二郎の遺言は、

・映画はドラマだ。アクシデントではない。

である。
だが、spontaが解釈すると、以下になる。

・映画にはふたつの種類がある。
・それは、アクシデント型
・そして、ドラマ型。(ドラマとは、感情の対立 or  葛藤)

さらに注釈を加えると、ここでいう「映画」とは、大衆娯楽作品のこと。
カンヌ映画祭で「パルムドール」を得る作品は、「(革新的に)人間の本質」を描くもの。「観客が楽しむ」ことを目標とするなら、最高賞はない。

今村昌平のパルムドール「楢山節考」は、

・ヒューマニズムの否定。

であり、「うなぎ」は、

・殺人の肯定。

それぞれに、「革新的に、人間の本質を突いている」。


カンヌ映画祭受賞作を「映画ではない」とはできぬから、「非娯楽作品(芸術映画・アポロン的)」と分類外とする。


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2020年06月21日

日本の「演劇・ドラマ・映画」の吟味法。


新吟味法を「ハイパー小津芸術論」と命名する。
これは大衆娯楽作品の、(極めて)「実践的・評価指標」である。

小津安二郎の遺言。
「映画はドラマだ。アクシデントではない」。

spontaのハイパー理論。
「映画には、アクシデント型。ドラマ型の二つがある」。


【「ハイパー小津芸術論」による吟味法】

レベル01: アクシデント(群像劇)
・・・「こんなこと」があった。(主人公の不在)

 exam. 「日本の一番長い日」


レベル02: モンスター
・・・「こんな人」がいた。(主人公に「葛藤がない」、「性質」だけ。)

 exam. 「裸の大将」「相棒」



レベル03: ロス・オブ・エモーション
・・・こんな「思い(葛藤)」があった。(秘された摩擦・対立)

 exam. 小津映画、向田邦子作品。



レベル04: デュエル・オブ・パッション
・・・こんな「対立・対決」があった。
※ 対決があっても、両方のドラマが描かれなければ「対決ではない」(七人の侍、ゴジラ)。「壁・枷・檻」である。
 
exam. 「あしたのジョー」



上記4要素を網羅することで、(宣伝費・キャスティング費に関係なく)「ヒット作」が完成する。

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2020年06月20日

韓国ドラマ「1%の奇跡」の解題。

解題としたのは、感想文ではなく、ドラマの制作意図を解釈したという意味。

今回は、財閥の老人に見初められた小学校の女の先生が、財閥3代目の結婚相手に指名され、契約恋愛をするうちに「真実の愛」が目覚めるというストーリー。3代目は「冷たい性格」。ありがち・ありきたりな−−−。

spontaは、先月、胆管閉塞で入院、内視鏡手術をした。今回は、胆石の摘出手術。手術前、病室で暇を持て余したので、全16話を「一気観」した。
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2020年06月19日

spontaの入院生活終了。

※ この記事は、二度目の退院後、約1週間を経て書かれました。

世の中は新コロで大転換点を迎えている。

私にとっても大転換点。
生まれて初めての手術入院生活だった。


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「オマージュ」と「ミメーシス」の違い。

「気づきました?」’愛の不時着’がオマージュした歴代韓国ドラマ4選。
という記事が、Yahoo News に紐づけられていた。


ダンミというサイトである。

このサイトの著者が「愛の不時着」がオマージュしている指摘するのは、

・「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」

の相合い傘のシーン。

・「アルハンブラ宮殿の思い出」
・「天国の階段」
・「チュノ〜推奴〜」
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2020年06月09日

「医学的なトリアージ」ではなく、「経営的なトリアージ」。

新型コロナウィルス対策は、ローラー作戦だった。

・未知の病気

だから、仕方がない

だが、医療に関しては、ローラーではない。

・「重症な人・死にそうな人」は、手厚く医療

し、

・「軽症な人」は、

それなりに・・・。な感じだった。

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2020年06月08日

ドキュメンタリー映画「MIFUNE the Last Samurai」

この映画をCSで観たあと2NNを観たら、

・黒沢が、三船を世界的な俳優にした

のではなく、

・三船が、黒沢を世界的な監督にした

とあった。


ふむ。

そか。

と、思う。
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2020年06月06日

大島渚監督遺作「御法度」。


Stay Homeで、大島渚監督の遺作を観た。
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