2008年05月01日

構造構成主義とスポンタの21世紀のエピステーメ(ウェブメソード)の乖離。


言論は対照されることによって、客観的に論じられることが可能である。

ウェブ時代、情報は対照され、価値の重要度を付けられることによって、社会的な存在となりうる。
(ウェブメソード)





はてなブックマークにて、ウェブメソードが構造構成主義だ。と考える人がいるので、構造構成主義について、ちょっと調べてみた。

構造構成主義

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A7%8B%E9%80%A0%E6%A7%8B%E6%88%90%E4%B8%BB%E7%BE%A9

構造構成主義(こうぞうこうせいしゅぎ、英語表記:structural-constructivism)とは、人間科学における信念対立を超克し、建設的コラボレーションを促進するために西條剛央によって体系化された最先端の現代思想である。構造構成主義の思想的源流には、フッサール?竹田青嗣の現象学、ソシュールの言語学、丸山圭三郎の記号論、池田清彦の構造主義科学論、ロムバッハの構造存在論がある。

構造構成主義は,哲学と科学という2つの営為領域を,相補完的に,連動させることにより,「哲学的構造構成」によって異領域間の信念対立を解消し,「科学的構造構成」により科学的生産力を上昇させることが可能な理路を備えています。これにより,人間科学の発展条件を満たす条件を備えたわけです。


ということだそうだ。

「構造主義科学論とは、池田清彦によって体系化されたメタ科学論である」、とも。曰く、哲学的構造構成と科学的構造構成があるそうな。体系化した西條氏は心理学者だそうだ。

構造構成主義のホームページの概要を読んで驚いた。私の興味の対象である武術家・甲野善紀氏や坂本竜馬と薩長についても書かれている。メタや体系化、細分化などという話も…。

だが、悲しいことに決定的に立場が違うようだ。彼らは人間科学における言論対立を如何に解消するかについてを目的にしているようだ。たとえば、医学の研究分野・理論分野と臨床家との間にあるような…。一方、私のウェブメソードは、多層なレイアーが無秩序に存在し、それが有機的に交じり合うメタな空間(次元)論である。それは、仏教でいうところのブラフマン。ユングでいうところの集合的無意識…。だから、自己の境界領域もあいまいである。



違いを端的に示しているのは、論の中核をなす池田清彦氏の本には、「いわば近代では科学とオカルトは表と裏の関係で、科学の説明できない領域をオカルトが説明することとなり、世界のすべてはこの2つで相互補完して説明可能になってしまった」などと述べられているという。ここにおいて、池田氏の論理と私の興味の対象に決定的な乖離を感じる。

私は最近、貫氏の「真理の哲学」を読んだ。そこに書かれているのは、ニーチェからフーコーだ。だが、構造構成主義の興味は、ソシュールだろう。ソシュールの組み立てた記号論をメタ展開する。それが構造構成主義の限界と、私には思えてくる。そして、ユングの思想を進化させることを拒みつづけた20世紀の心理学者たちの弱腰を見る。

ニーチェは「神は死んだ」と、哲学者でありながら宗教と対峙した。そして、ユングも科学者としてスピリチュアルな世界を言及することを恐れなかった。では、構造構成主義は何かというと、やはり言語ひきこもりとまでは言わぬものの、唯識ひきこもりの感は否めない。



私のウェブメソードの動機のひとつは、オウム真理教のようなカルト汚染を再発させぬことにある。
そのためには、宗教を言論世界の彼岸のできごととしてはならぬ。M氏関連に言及しつづけていることは、私の責任感の表現でもある。20世紀後半、世界唯一の被爆国として日本は再発を防止すべきだという論調があった。21世紀、日本は唯一のカルト教団の無差別テロの発生国として、同様事件の再発のための手法を編み出さなければならぬ。


…なんて思っている。滝本弁護士的な手法では個別案件には対応できても、神秘主義に対する大きなムーブメントに対抗できない。神秘主義に対抗するには、空海を援用するのが効果的と考えている。

*

つーことで、構造構成主義とは違うんだけどなぁ…。
簡単にいうと、構造構成主義は、唯識界でのメタ論。ウェブメソードは唯識界も含むメタ論。そんな感じです。


追記:
構造構成主義の西條氏とメイルのやりとりをした。
彼の出自が心理学であり、臨床を専門とする。私の出自がメディアであり、インターネットを研究分野とする。その違いだけであって、考えていることはほとんど同じだと感じた。
存外、仲良くできるのかもしれぬ。
posted by sponta at 14:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブメソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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