2008年01月23日

セマンテックウェブ

エンタープライズ系のITをご存知の方には、リカレントでしかないが、そうでない人達に向けて、最近のIT思潮について総括する。

MIXI、セカンドライフ、ニコニコ動画などという表面を追っていただけでは、その裏で動いている技術思潮を知ることはできぬ。それらすべては、技術思潮の表現として現れているだけで、結果だけを追っていたのでは、理解は難しい。

セマンティックウェブが実現していく過程が、2008年である。



セマンティックウェブというのは、意味的なウェブということ。
つまり、いままでのITは単語を記号としてあつかってきたが、これからは意味として扱うということ。

HTMLは沢山の人に見せる技術であり、XMLは見せない技術だということもできる。
だが、本質はそうではなく、ひとつのアプリケーションの中でしか読めなかった言語を他のアプリケーションの中でも読める。使えるようにする方法である。

つまり、インターフェイスの時代があり、個別のシステムの中の個別の案件を相互に繋げることに邁進していた。
だが、それがオープン化の中で、さまざまなシステムが統合的・総合的に繋がることを模索する時代になった。
そして、オープン化の時代の先には、アプリケーションがパッケージではなく機能的に分断され(アプリケーション・アズ・ア・サービス)、機能がパッケージ化される。それは、アプリケーションの意味化である。

具体的にいえば、いままでワードというソフトには作表ソフトや作画ソフトが内包されていたが、そういう機能をつけることで、割り増し価格で販売することができなくなったということ。

それはすでにエンタープライズ系では実現しており、ウェブ系ではマッシュアップという形で実現しつつある。

ウェブベースならば、必要なときだけ作表ソフトを呼び出してつかったり、作画ソフトを呼び出して使う。使いもしない作画ソフトや作表ソフトのために経費を使うことがなくなっていくのだ。


アプリケーションが意味的に扱われることようになる。とはそういうこと。それがセマンテックウェブである。



その思潮を、「いままで人間が読むためにITがあったが、これからは機械が読むためにITが進んでいく」と形容する人がいる。エンタープライズ系ITの体系をご存知の方は、その思潮を理解されていると思う。機械が読むためのITが進んだ先に、初めて「人工知能」が成立する。
posted by スポンタ at 05:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 集合的コミュニケーション論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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