【主旨】
第二次緊急事態宣言が機能しない理由は、
・「第三次感染拡大の責任」を「国民に転嫁」するためだから−−−。
さらにいえば、
彼らが行っていることは、
・〈恐怖〉による(国民の行動)支配
であって、
・〈理解〉による行動誘導
ではない。
※
あるべきは、
「国民が納得できる、行動指針」を提示することであって、「冬の気候が、第三次感染拡大の主要因であること」を認めつつ、「サバイバルのため」に何をすべきかを提示することである。
〈サバイバル〉としたのは、「生理学的な死」とともに「経済的な死」を含めるためである。
【本文】
歌舞伎町・渋谷などの人通りが、緊急事態宣言発動後も変わらない。というか、微増しているという。
政府発表も、知事たちの発言も、マスコミも、
・「自分たちの宣言・指導」に従わない国民たちのせい
と、〈建設的でない〉〈無責任な発言〉を繰り返している。
その最たるものが、小池百合子・東京都知事である。
※
賢明なる菅首相は、〈お願い〉〈釈明〉はするが、〈国民に責任を押し付ける〉ことはしない。
○
ある県は、〈トリアージ(大きな事故・災害の発生時などで、医療資源を最大限に生かすために、患者の重要度によって、医療着手順位を決める。〉を始めたというが、それこそがまず政府・国会が取り組むべきことだった。
トリアージの精神は、
・理想論をやめ、現実に即して対応すること。
つまり、
・トリアージとは、「死ぬ人(救命措置をしない人)」を選ぶこと。
○
トリアージ(理想論ではなく、現実論。個人生命第一主義ではなく、集団的サバイバル論)で行くなら、
【医療における人的には】
・医療現場で、
・・専門医(感染症)がいなければ、一般医(内科・小児科など)が代用する。
・・専門医(感染症)がいなければ、一般医(内科・小児科など)が代用する。
・・医者が足りなければ、看護士が代役を務める。
・看護現場で、
・・看護師が足りなければ、「資格はないが、適正のある人たち」。衛生士など隣接分野の経験のある人たちを起用する。
・・看護師が足りなければ、「資格はないが、適正のある人たち」。衛生士など隣接分野の経験のある人たちを起用する。
【医療における環境的には】
・隔離病床にビジネスホテルを代用する。(利用可能病床数にカウントするなら無尽蔵。今は、ひっ迫しているとしか報道しないので、国民は恐怖をあおられるだけ)
【一般人の生活においては】
・「飲食店の夜8時以降営業禁止」に説得力はない。時間制限をするなら、「夜の店」だけをやり玉にすることは止めるべき。(ウィルスは夜行性とでもいうのか・・・)
〈(資金力に余裕のある)よいこ〉しか守れない法律を作るべきではない。
まず、「飲食店での私語禁止」を徹底すること。
4月の第一次緊急事態宣言の時と違い、感染形態が分かってきた。「喋らない場所(電車・映画館)」では感染しない。
ならば、徹底的に「私語厳禁」。
「3密」「不要不急な外出を控える」という大ざっぱな括りではなく、
「3密」「不要不急な外出を控える」という大ざっぱな括りではなく、
・唾液の空散を防ぐための、最大の措置をする
とするべき。
つまり、
・電車・映画館・ジムが営業停止にならないなら、飲食店も「私語禁止」にして営業を許容すべきである。
○
何故、上記が出来ないか。その理由は、「緊急事態宣言の発令」なら、政治家は「世論に流されただけ」と最低限の責任分担で済む。だが、私がとりあげた施策を採用するなら、「リスクが高い」ので、責任の重みが増すからである。
・
そうした状況を構成しているのは、「民主主義によってえらばれた人たち」に批判・反論ばかりしている野党・マスコミたちである。
香港では「反国家勢力が大量に検挙されている」が、日本も〈緊急事態〉なのだから、「円滑な緊急対応を阻害する発言」をした輩を取り締まるべきである。
○
与党は「リスクをとる」立場。
野党・マスコミは「リスクをとらない」人達。
そのことを国民は分かっているが、それを表に出すメディアは皆無である。