2020年12月17日

韓流ドラマの分析。「欠点ある恋人たち」「雲が描いた月明り」。(その3)

「欠点ある恋人たち」は、3日で全16話を観たが、

「雲が描いた月明り」は、5話程度で挫折した。

その理由は以下。


「雲が描いた月明かり」は、

・男装のヒロインの難しい日常。

・男装のヒロインとヒーロー(皇太子)との恋愛。

で、3話ほどを楽しく観た。

だが、その後、

・ヒロインが「男装しなければならなかった理由」。つまりは出自の秘密。

と、

・ヒーローが王位を継承するに伴う混乱・近臣たちの抵抗。

がストーリーに加わるが、それらが「断絶している」から。もしくは、「等価に扱われている」から。 (団子の串刺し)


放送大学の青山昌文教授は、17世紀フランス古典演劇理論の「三一致の法則」の重要性を指摘しているが、当時においては「時間・場所・筋」が単一・連続が必須だったが、現代では、「整合性が取れているか」という意味を拡張する。

筋においては、「主筋と副筋・従筋」の関係が明確ならば許容される。

だが、「月が描いた月明り」は、3つの要素が並列であり、観客は、何を主眼に観てよいのか悩んでしまう。

群像劇は「事実トレース」系作品でのみ許されるが、オリジナル創作劇では「団子の串刺し」でしかない。
群像劇は、三谷幸喜の映画「ギャラクシー街道」を想起すればよい。


一方の「欠点ある恋人たち」。

【主筋】
・幼馴染のヒロイン・ヒーローの恋愛。

【従筋・副筋】

・ヒロインの兄二人の恋路(LGBTな恋、財閥令嬢との恋)

・ヒロインの弟のアイドル研修生としての苦悩。

・ヒロイン(高校の陸上部監督)の生徒(親に捨てられた陸上選手)。

・ヒロインに憧れる財閥令嬢(婚外子)の屈折・苦悩。

・ヒーローと異母妹との確執。

・ヒーローのやりたいこと(ファッションデザイナー)と財閥後継者としての煩悶。

・ヒーローの従妹と、ヒロインをめぐる三角関係。

・ヒーローの精神分析医の「なりすまし疑惑」

・ヒロインの親友の、ヒーローの親類との恋愛。

などが、混じり合って物語が進行するが、主筋(ヒロインとヒーローの恋愛)が明確なため、散漫にはならず、観客は興味をつなげたまま、最終回を見終えることができる。

アニメ「ちびまる子ちゃん」を観ていて、はまじが主人公の回も、チャンネルにを回さずに見続けられる。

そんな感じ・・・。

posted by sponta at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | OZ評価 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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