2020年02月22日

(形式批評をしていた)野村克也氏、逝く。

名将・名伯楽の野球人・野村克也氏が逝去された。

西武球場がオープンした春、キリンレモン・キリンオレンジの売り子のアルバイトをしていた(埼玉県人の)私は、晩年の現役生活をおくっていた野村克也氏をスタンドから眺めた記憶がある。

西武ライオンズの初年度。

私が知っている選手は、田淵幸一氏。試合前、観客席から話しかけられ、答えていた相手チーム・阪急の山田久志氏。

そして、かつての三冠王・野村克也氏である。


正月の恒例番組だった「芸能人・格付けランキング」に出演していた野村克也氏が、「(たぶん)ワインの飲み比べ」だと思うが、

・評価基準が分からないからなぁ〜〜。

と、ボヤいていたのを、鮮明に覚えている。

昭和という「主観の時代」で戦い抜いた名選手・名監督は、「形式批評」を行っていたのである。

勿論、その処世は、

・「主観・直感」の長嶋茂雄氏に対抗して、

のことだろう。


野村克也氏のID野球。
IDとは、Important Data(重要なデータ情報)の略。

つまりは「過去のデータ」を活用した「考える野球」。


かつての「精神論」の野球は、「統計論の野球」に変化している。


4番打者が「チームの看板」だったが、今では2番に最強バッターを起用する戦法が生まれている。

ニューヨーク・ヤンキースのジーター。そして、東京ジャイアンツの坂本勇人。


「マー君・神の子・不思議な子」というのは、

・野村克也氏の理論が、実戦で否定された

ことを表現している。

野村克也氏の名言は、その他

・勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。

がある。

これは、

・勝因は「オボツカナい・不確実」

だが、

・敗因は「絶対・確定的」

なこと。


私たちは「敗因に学び」、向上を目指し「修練すべき」。

どうやったら「勝てるか」。

ではなく、

・どうしたら「負けないか」

を作戦すべき。そのために

・「データを帰納批評(読解)する」


人工知能が画期的に進化したのも、

・ビッグデータを統計的に活用する。

ことにより、

・絶対論 → 統計論

に移行したため。

・人間が思考すると「結論が欲しい」ので、「唯一・絶対の理論・法則」を望んでしまう。

アインシュタインが、

・この世界は、いくつかの法則で成り立っている。

と考えたのは、その典型である。

だが、

この世界は、

いくつかの法則が

・「(決定論的ではない)統計論的」な

・メタ(副次元)な

なのだ。


野村克也氏は、京都の山里の貧乏人が出自。

どんなに名声を得ようと、頂点に上り詰めようとも、決して

・自我を誇る

ことをしなかった。

その原因は、つねに「目の上のタンコブ」だった沙知代夫人の存在が大きかったに違いない。「惚れた弱みから許容した」と克也氏は白状するが、克也氏は、

・主観の脆弱性

を確信していたに違いない。彼は、「ポストモダン者」である。


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