2019年11月17日

(真正な)箴言の共有。

かつては、メンタルを鍛える・精神的に向上するには、「哲学書を読む」「僧侶に指導を受ける」「修行する」「滝に打たれる」などといわれた。
だが、非効率。

回り道である。


「感情に乏しい演奏」をした生徒に、音楽の先生が「恋をしなさい」と、無責任なことを言うのを、誰も批判しない。

そもそも、音を「楽しむ」のが音楽などという間違った説を、誰も否定しない。この場合の「楽」は、「楽市楽座」の楽と同じ。「自由」という意味である。

世の中には「いい加減な箴言」が溢れている。


今回のラグビー日本代表の躍進の陰には、限りない「情報共有」があると私は考えている。

「ノーサイド精神」による対戦相手をリスペクトする文化が、「相手のやり方」が素晴らしいと思ったら、すぐに取り入れる習慣ができあがった。

監督(ヘッドコーチ)のジェイミー・ジョセフはメンタルについて次のように答えている。

・メンタリティーとは、ラグビーの時だけでなく、朝起きてから寝るまで「ずっといい男でいること」。

これは、選手たちが求められる「平常心」をポジティブに表現したものに違いない。

・変化を、日々受け入れること。

は変わらないことが、平常心ではないと訴える。
「自然体」が基本だが、「あるがまま」と「理想の形」は異なる。


サッカーの「ドーハの悲劇」。

「武田選手が攻めずにボールキープしていれば負けなかった」と言われるが、「ワールドカップ本大会への夢が実現しかけた」ハーフタイムに、選手たちは平常心を失っていたと当事者たちは後悔している。
あの時、ラモス選手は「もう、脚が残っていなかった」と敗因を語る。

その経験は、サッカー界のみならず、日本のスポーツ界全体に共有された。


2002の日韓ワールドカップ。決勝トーナメント初戦で破れた経験をジェイミー・ジャパンは活かしている。

つか、リーチマイケル主将は、決勝トーナメントまでの一週間の過ごし方を、経験したことがあるオールブラックスの選手たちから聞き出したという。

残念ながら、南アフリカに敗れはしたが、2002年トルコに負けたサッカー日本代表のように、「いままでのやりかた」を豹変させて負けたのではない。


優勝チームの南アフリカは、前回大会で日本に逆転負けしている。

苦い経験から、今回の対戦に向け、最後の20分に「フィットネスが落ちたこと」への反省や、「スピーディーなプレイスタイル」への対策を練り上げたに違いない。南アフリカも、手痛い敗戦を共有していた。


来年のラグビー日本代表は、今回撃破したアイルライド、スコットランドとのテストマッチが組まれている。

敗戦の不名誉を挽回すべく、彼らは本気で来る。

来年のテストマッチは熱戦になるに違いない


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