2019年10月15日

代表強化と国内リーグ振興。「サッカーとラグビー」の違い。

Jリーグが発足する前、サッカーとラグビーの人気の差は歴然だった。

プロスポーツが誕生する前のスポーツ人気は、「早慶戦」の人気で計ると分かりやすいが、私の若い頃、1980年代あたりまでは、以下だろう。

1. 野球

2. ラグビー

3. サッカー

だろう。

サッカーで国立競技場が人であふれたのは、サッカーの神様・ペレが来日したぐらい。日本リーグのヤンマーディーゼル(釜本選手が在籍)と三菱重工の試合でも、満員という話を聞かなかった。

一方、大学ラグビーは、「早稲田vs.明治戦」では、秩父宮の観客席が少ないので、国立競技場で行われるといったことが起きた。


かくして、Jリーグを発足させる時、サッカー関係者はラグビー協会にヒアリングする。

・どうしたら試合会場を満員にすることができるか?

だが、ラグビー関係者は明確な答えを持たなかった。つまりは、「協会をあげた努力が不在だった」のである。

結果とうなったかといえば、早稲田、慶応、明治、同志社に続いて、大東文化、関東学院などが台頭し、人気が分散する。つか、

・ラグビーは偏差値上位大学のエリート意識と繋がっていた。

だが、そのリンクが切れる。

そして、科学的な筋力トレーニングを取り入れた帝京大学の圧勝の時代。


象徴的な出来事は、帝京に勝てない早稲田の選手が、「ラグビーに勝てたって、俺らに学歴では勝てない」旨の罵倒を帝京チームに発したこと。

「スポーツ推薦で早稲田に入学できた」のに・・・。早稲田ラグビー部は、即刻、全面的に謝罪したのは言うまでもない。
人気の早稲田が地に落ち、「前へ」の明治大学も大学選手権で勝てなくなる。

その前後、ラグビーワールドカップが始まる。ラグビーワールドカップの歴史は以外と浅く、日本大会は9回目である。

世界大会に出場できたは良いが、日本代表は勝てないばかりか、歴史的な大敗を繰り返す。

世界的な選手カーワンを監督に迎えたり、ミスター・ラグビーといえる平尾を監督にしたが、まったくダメ。

そのような状況でラグビー人気が低迷するのは当然である。

高校の全国大会・花園の人気は衰えていないが、ラグビー人口は確実に減っていた。


そして、(バブルマネーを集めて)サッカー協会は、Jリーグを奇跡的に発足し、リネカー、ジーコ、リトバルスキー、レオナルドなどを集めて、大成功を納める。

勿論、ブラジルから凱旋帰国した三浦カズの影響も大きい。


ここで気づかなければならないのは、サッカーでは、

・国内プロ・リーグの誕生が、日本代表の強化につながった。

こと。
これからの日本ラグビー界で予想されるのは、逆。

・強い日本代表から、国内のラグビー熱が復活する。

ことである。
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