2019年09月23日

小泉孝太郎氏が、リスペクトしていた俳優。


父君・純一郎総理大臣の圧倒的な知名度によって、俳優デビューした小泉孝太郎氏。

彼が俳優挑戦に名乗りをあげていた時、憧れてを口にしていたのが、竹中直人氏である。

その発言を聞いて、同業者たちはどう感じたのだろうか・・・。


具体的に彼が師事したというのは、ドリフターズのリーダー・いかり矢長介氏だという。コメディアン出身の彼だが、現場たたき上げのベテラン刑

事の役柄で「文句があるなら、偉くなれ」と主人公・青島刑事に吐いたセリフを覚えている。

自然な演技であり、好ましい。


「これは経費では落ちません!」を楽しく見ている。

オフィスを舞台にしたライト・コメディーだが、シナリオも演出もよく出来ている。


仙台工場の工場長が横浜本社にやってきて、経理部に顔を出す。

その後、製品検査部に立ち寄るというので、経理部員(江口のりこ)が疑い眼差しの「臭い演技」をする。すると、工場長は後ろ暗いところがあるので「うろたえる」臭い演技を・・・。それを多部未華子演じる主人公は、「過剰な演技であること」を心の声で指摘する。

竹中直人氏の演技は、これに類するものであって、「自然さ」を是とする俳優が模範とすべきものではない。


歌舞伎には歌舞伎の演技の「伝統的なやり方」があり、宝塚歌劇団にも「伝統的なやり方」がある。

だが、それらが、どんな時にも通用するような「汎用的なやり方」でないことは明らかである。

その意味で、私は竹中直人氏の演技を「否定しない」。

だが、それは「基本ではない」。


・・・そのように考えた時、俳優がマスターすべき「(演技の)基本技術」は何かと考えた時、それは以下だと確信する。

・セリフ・気持ち・動作の独立的なコントロール(アイソレーション)。


この点について、竹中直人氏が「できていない」とは私は思わない。

彼はすでに経験を積み、「アイソレーション」ができている。だが、彼の羞恥心が「素直な演技」を選択しない。

そんなことを思っている。
posted by sponta at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | ドラマ・映画・演技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

ファン
 メッセージを送る
 このブログの読者になる
 更新情報をチェックする
 ブックマークする
 友達に教える
RDF Site Summary
RSS 2.0