2019年08月13日

「パソコンで評価するの?」

「映画&ドラマの評価システム」の営業を模索している。
アポイントメントがとれた時のことを思って、昔の先輩に電話した。

彼は、鈴木清純監督が作った映像塾の出身。つまりは、「近代主観主義」バリバリの人だが、「押し出し」の強い人なので、VIPにも負けまいと考え、ファーストコンタクトの場に同席してもらうことにした。

久しぶりの電話。

私が概要を伝えると「パソコンで評価するの?」との返答。

ふむ。

そうだよな。AI、人工知能の時代なら、当然そうなる。

否。

エクセルの表組みに入力して評価するなら、「パソコンで評価する」ことになるか・・・。


先輩の自宅近くを通りかかったので、久しぶりに2時間ほど話し込んだ。

「客観的で、妥当性のある映画&ドラマの評価基準」を構想したのは、「先輩の親友」と私が絶交した経験が動機の一つになっている。

「先輩の親友」は、慶応を出て、当時ベストテンに入る広告会社に入社した後、ソニー系の音楽プロモーション制作会社のプロデューサーになった。注目された若手監督のプロデューサーもつとめていたから、インデペンデント系ではあるが、紛れもないギョーカイ人である。

その彼と絶交したのは、「彼が書いたシナリオ」を私が酷評したからである。5歳以上の年下の、ビジネスビデオのディレクターでしかない私から、酷評されたのだから、心外だったのだろう。

夏目漱石の小説を読んで、「俺にも小説が書ける」と思う人は皆無だろう。だが、シナリオは、作品そのものでないためか、「ギョーカイでそれなりの立場」があると「俺にも書ける」と思うのも珍しくないのであって、勢いに任せて「書いてしまう」。そんなことも珍しくないのだろう。

つか、世の中の失敗作の多くは、そんなところ。

プロの、一流のシナリオライターにしたって、作品がたまたま成功すると、「俺は書ける。人の意見はきかない」となって、「わがまま放題なシナリオ」を書いてしまう。

その一人が、倉本聰であり、野島伸司であり、山田洋次なのだから、「一般人・素人」には、「何がなんだかワカらない」。シナリオは魑魅魍魎の世界になっている。

その彼が、胃ガンをワズラい、外科的処置を拒否しながら、暮らしていたが、自宅で死体で発見された。発見したのが、先輩である。

「明日のジョー」で、主人公は「白い灰になって、椅子に座っていた」が、彼の場合は「死後の内出血のためか、真っ黒になって、椅子に座っていた」という。


会って話し込むのは、4年ぶり。つか、その時は娘もいたから、サシで話すのは10年ぶりかもしれない。

だが、思ったよりも、似たような感慨を持っていることに驚くとともに、うれしかった。
posted by sponta at 00:00| 東京 ☁| Comment(2) | ドラマ・映画・演技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
VIPのアポについては、旧知の有力者の方に口利き頂けないですかね。進学校時代のご関係者とか。
それから、今回開発された商品は、お子様のご勤務先(AI関連企業でしたっけ)との共同開発ですか?
勝手な想像ですみません。
次の展開が楽しみです。
Posted by at 2019年08月13日 01:14
コメントありがとうございます。

どこかで臨界点が来る。

その時まで、チマチマ・コツコツ。

そんな感じかな。
(-_-;)
Posted by spt at 2019年08月14日 10:34
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