2019年08月11日

「これは経費では落ちません!」を評価する。

映画&ドラマの「客観的で、妥当性のある評価」をギョーカイのVIPの方々に提案をしようと郵送やメールでアクセスしているが、リターンはない。

先日は、文化庁の「コンテンツの評価」に関する報告書が平成16年度に提出されているのを知り閲覧した。

残念に思ったのは、「コンテンツを評価できる」人材を養成を提言されていること。

文化庁は「近代主観主義(モダニズム)」に囚われている。
否、この調査研究に携わるような業界のトップの人たちは、ポストモダン(客観主義・相対主義)の潮流とは遠いところに居る。

ご案内を差し上げたVIPのみなさんからリターンがないのは、私が無名だからとばかりはいえない。あえての「無視」の可能性も高い。


「コンテンツ評価」の本質を一文でまとめると以下。

・(何らかの形で)過去の傑作をミメーシス(模倣・再現)していない作品は愚作である。

フジテレビの「踊る大捜査線」の企画会議。日本テレビの「太陽にほえろ」を参考にしたという。これこそがミメーシス。
そして、「太陽にほえろ」のように、

・刑事がニックネームで呼び合う。

・刑事の殉死で視聴率を稼ぐ。

ようなことははしない。と決定したとか。

まさに、ミメーシス。「さらにインパクトを強化した模倣・再現」である。


さて、NHKドラマ「これは経費では落ちません!」。

多部未華子が経理部のOLを演じるドラマは、どの作品をミメーシスしているかといえば、意外にもテレビ朝日・東映作品「相棒」である。

「相棒」では、杉下右京なるサイコパスなキャラクターが、驚異的な記憶力と推理力で、事件を解決していく。
「これは経費・・・」のヒロインは驚異的な記憶力と経理の知識を持っている。
杉下右京は、「これは私の悪い癖」が口癖で、他部署の難事件に口を突っ込む。今回の経理部のOLさんも、「(好奇心から)事務室に籠もっていないで、現場に出かけてしまう」。


まず、「営業部員 vs.経理部員」の事務手続き上の戦いがあり、さらにその上に「営業部長 vs. 経理部長」の承認を巡る戦いがある。

そのような対立がありつつも、「社業発展」「従業員の幸福」という目標は共有しているから、対立は「悲惨」にはならず、「痛快」である。


とはいえ、「領収書ネタ」でどこまで行けるのか、少し心配である。

「相棒」では、「杉下右京の遵法精神」と「警察の組織の論理」が真っ向から対立する。時として、組織のトップが「組織の論理を覆す」ことで、組織を守る場合もあり、物語は一筋縄ではいかない。

一方の領収書。
こちらは、「自腹をきれば」それで済む。という「些末な出来事」。

制作者たちは、そのことに気づいていて、「自腹をきろう」とする上役を初回に登場させる。このあたりの自虐的な展開も好感が持てた。
posted by sponta at 00:00| 東京 ☀| Comment(2) | ドラマ・映画・演技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
無名だから、ではなく
胡散臭いネット住民だと見做されているから、
だと思います。

スポンタさんの妥当性の高いご提案が取り上げられず悔しいです。
一方で、社内的にしれっと利用されているかも、とは思います。

嗚呼、著作権。。。
Posted by at 2019年08月11日 08:22
コメントありがとうございます。

社内的にしれっと利用されているかも・・・。

ま、それも「あり」だと思っています。

社内的に「しれっと」やったとしても、本当のところは、「分からないハズ」。

その確信があるので、私は公開しています。
(-_-;)



胡散くさいネット住民。

ま、そうなんでしょうね。

とはいえ、アノニマスを気取っていない。

固定ハンドルネームだし、いつでもコンタクトとれるルートをオープンにしている。



ヴィ・フォーベンディッタのガイフォークスのようではないですが・・・。
Posted by spt at 2019年08月11日 11:25
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