2019年07月15日

図説・映画&ドラマの評価法。


先日、フジテレビのお偉いさん(会長・社長・専務・常務など10名ほど)に、「映画&ドラマの評価法」のご提案の資料を郵送した。

当然のごとく、反応はない。そこで、同封したパワポをウェブに公開し、当事者の方々への影響を期待する。

ホリエモンが大騒動になった時、「炎上する」ほどにspontaの社会的認知度はあったが、今はそれも望めない。    orz



タイトルは、共同研究者の名前である。
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 1. 改善すべき問題点   :  日本の「映画&ドラマ」の現状
 
・問題点を4つ指摘した。
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 2. 評価の前提  :  映画&ドラマの定義・分類

・ハヤシライスを、カレーライスの「評価基準」で吟味してはならない。「評価の前」には、明確な定義にもとづく分類が必要である。

・現在の「映画&ドラマ」は、叙事詩的記述・抒情詩的記述、芸術作品・娯楽作品が混在している。

・ブレヒトの「三文オペラ」は、登場人物が突然「観客に語りかけること」で革命的だったが、日本では、演劇と語りは「人形浄瑠璃」ですでに合体している。「日本の映画・演劇の特殊事情」を理解しなければならぬ。
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 3. 評価基準  :  ふたつの演劇理論(必要条件)

・放送大学・美学芸術学・青山昌文教授(舞台芸術への招待)の理論をもとに構築した。

・青山教授いわく、「評価のための理論」ではなく、「創造のための理論」。

・演劇理論の最重要項目は、「本当らしさ」である。つまり、「観客に理解・納得できない行動を、主人公がする」なら、作品は台無しである。その意味で、「適齢期の独身女性が、一人暮らしの男性の住み込みの家政婦になる。家政婦と主人が一緒に食事する」という「逃げるは恥だが役に立つ」は評価以前である。作品の成功は主演女優・ガッキーの魅力につきる。
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 4. さらに詳しい評価基準 : 「ミメーシス理論」

・芸術は、「オリジナルな芸術家の個性」の「オリジナル創作物」という妄想が、生真面目な「日本のクリエイターたち」を苦しめてきた。だが、それは「モダニズムの思潮」に過ぎず、通史的な妥当性を持たない。

・「映画&ドラマ」は、民族性と深くかかわっている。日本の映画&ドラマが「面白くない」原因は、わたしたち日本人の「心の特質(忖度)」にある。
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 5. 評価の実際 :  コンポジション・シート (必要条件)

・17世紀フランス古典演劇理論を簡潔にまとめた。

・これらは「必要条件(ネガティブチェック項目)」であり、それらがないと「作品として欠格」する。したがって、ハリウッド映画や韓流ドラマには、これらを「失した作品」は皆無である。だが、日本の「映画&ドラマ」は、「ヒストリー・ストーリー・ドラマが混在している」ため、失した作品が珍しくない。
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 6. プロジェクトの全体像 : 先行事例としての「バークリー・メソッド」

・Am G7などの記号をつかった音楽理論(バークリーメソッド)は、アマチュアからプロまで知らぬ人はいないし、便利に使われている。このメソッドも、バークリーメソッドのように社会に浸透させたい。

・昔、漫才コンビとしてデビューした同級生・ピックルス(内海桂子好江の弟子。彼女たちの後輩が、ウッチャンナンチャンであり、出川哲郎である)が、「漫才理論」が存在しない・流通していないために、池袋の図書館で「古典落語」の本を借りてきて勉強していたのを覚えている。当時は「ボケとツッコミ」という基本的な用語・概念さえ、一般的ではなかった。基本理論さえがあれば、「創造」は、「効率的に」「高い次元で」行うことができる。
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 7. 成果予想 : 「T・メソッド」普及後のイメージ

・この評価法は、芸術作品ではなく、娯楽作品を多出することを目標とする。

・「七人の侍」「東京物語」など、「娯楽作品かつ芸術作品」は可能である。
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 8. 起論の原点

 
・シナリオの授業での先生の講義内容。個人面談での担任教師の言葉。修業時代の師匠の言葉という1次情報と、

・二次情報。放送大学の「舞台芸術への招待」(放送講義・印刷教材)や、「週刊フジテレビ批評」での鴨下信一(TBS演出家)の言葉が、この評価法の起点・原点である。

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はて、さて、どうなりますか・・・。

posted by sponta at 05:56| 東京 ☔| Comment(0) | 公開メール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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