2019年05月16日

ポストモダンの視点から「(親の)利己的子育て」を糾弾する。


世の中に、「子育て本」が多く出ているが、根本的な問題がある。

それは、「親の主観・立場」において書かれていること。


spontaが娘に対して言い続けているのは、「利己的」ではなく、「利他的」であれ。ということ。

娘の就活時、面接対策として用意した 娘のモットーは、

・「利他的にお節介」

というもの。

利他的との確信があるなら、相手の迷惑も考えず、ズケズケと踏み込んでいくことができる。


公園デビューから間もない頃、私が、見ず知らずの英国人の少年にコンタクトしたのも、娘にとって「英語を話せるようになる」・「異文化交流」というメリットだけでなく、相手の英国人の少年にとっても、「日本人の友達がいること」「(私と娘を通じて)日本文化に接すること」がメリットだと考えたからである。


同じ時間に公園で遊んでいるからといって、友達になれることはない。言葉の壁があるなら、なおさら。
それを乗り越えたのは、(妻に言わせると)spontaの「はしたなさ」である。

俗言に、英国人は「(誰かに)紹介されない」とコミュニケーションを始めないというのがある。それを笑い話にするのが、当時のspontaの行動原理だった。

私は、公園の梅の実を英国人少年と一緒に拾い、妻が、それをジャムにして、次に逢った時に、少年に渡す。そこから友達になっていった。


少年は、いつの間にか映像作家になっていた・・・。

同業というなら、彼に、映像の奥義について、メッセージを送ろうか・・・。

・編集においての原則はただ一つ。同サイズ・同ポジションは、直結してはならぬ。

・カットの接着力は、前後の図柄の違いに比例する。


娘は大学1年の時、ロンドンを訪れて、彼と再会している。彼の母親の職場を訪れると、彼女は「私の日本の娘よ」と従業員たちに紹介した。

英国人家族との交流は、私と娘の「利己的な行為」ではなく、「利他的」でもあったと確信する。


教育者・教育学者の「子育て論」は、アカデミズムの伝統が起点であり、それは、根源的に「利己的」である。

教育者たちは、自らの理論(理想)を実現・証明するために、「子育て」に携わる。結果、「(現実の・生身の)こどもの主体」はナイガシロにされ、理想主義的な「子供の主体」がねつ造される。

その典型の一つは、ドロシー・ロー・ノルト。


イチロー選手が引退会見で、「成功するかしないかなんて気にしないで、やりたいと思ったら挑戦しろ」っていうのも、同じ。空虚な理想論である。

「夢はかならず叶う」なんて、AKBの元総監督が言っていたが、そんなのはウソ。

強いて言うなら、昭和の名女優・森光子さんの言葉、「努力が報われるかどうは分かりません。しかし、努力は、違った形でご褒美をくれるものです」

な、感じ。


諦観的に述べるなら、「教育は、洗脳」である。

*


一方、spontaの「子育て論」の根本は、「利他的」。つまり、「こども・本人のため」である。

幼少期に、外国人との交流を心がけたり、ピアノを習わせたのも、娘が中学生になった頃、「発音の素養」や「音楽の素養」があるとないとでは、「幸福感」に差が出るから。

(音楽耳と英語耳は、幼少期でないと獲得できない。)

親のエゴで、ピアノをやらせたり、英語を学ばせたのではない。
娘の同級生には、「着せ替え人形にしたいから」と、バレエを習わせている親が少なからず存在したが、そのような精神とspontaは無縁である。


そんなsponta本人が、「どんな子育て」を受けたかといえば、

・放任主義の名を借りた「育児放棄」。

・幼少期のDV。

である。

厄年の時、母からファックスが送られてきて、「お前の顔を見ると、お前にしたことがフラッシュバックするから、今後、顔を見せるな。連絡もするな」と書かれていたから、私の勘違いでもあるまい。

親孝行の私は、以来、両親に逢うこともなく、最近、父がすでに亡くなっていることを確信する。それが私の出自。

私の両親の場合は、「利己的な子育て」の典型であり、「上手く行かない人生」の鬱憤を「子育て」に反映したと言える。

可愛らしいところは、「フラッシュバックする」と告白したところ。
許せないのは、そのファックスにおいても「一切の謝罪がないこと」。

spontaは、こんな子育てしかできなくてゴメン・すまぬ。と、娘には、常に申し訳ない気持ちでいっぱいであるのに・・・。






posted by sponta at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | スポンタと娘…。(子育て論) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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