2019年04月24日

形式批評とは何か。「現代文の科学的研究」(松本成二著)から・・・。(その2)


モールトン曰く、「批評には4通りしかない」。

1.印象批評。(美しい、素晴らしい、醜いと自由に述べること)

2.機能批評。(読解・解釈)

3.思索批評。(提示された作品に触発されて、自分の人生観・世界観を展開する)

4.裁断批評。(形式批評に近い)
※ 形式批評とは、評価基準を明確にして吟味すること。

松本先生は、出題者は、「思索批評」を求めていると断じている。

そして、何よりも、それこそが、批評の最高峰とする。


2つの記事にわたって記述している理由は、ポストモダンの時代にとって「形式批評」こそが最適の技法であり、松本先生が重用する「思索批評」の妥当性は疑わしいという趣旨。

つまり、

「形式批評」 vs.  「印象批評」

そして、

「客観批評」 vs.  「主観批評」

という評価軸が存在する。


さらにいうと、

・主観であっても、「形式批評」を加味しなければ、「場当たり的な感情」の発露に過ぎず、後になって後悔する。

ならば、「形式批評」を複数組み合わせた「多様な尺度の統合」こそ、最高峰の批評のはず。しかし、松本先生は、主観が最高峰というモダニズムの信仰を捨てることはできなかった・・・。
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