2019年01月30日

三浦雄一郎氏、アコンカグア登頂を断念する。


健康食品のコマーシャルに出演する彼だから、遠征の費用はスポンサーが支出したのだろう。

同行の医師が、心臓病の発作を起こす可能性があると、ベースキャンプの彼を診断し、南米最高峰への挑戦は頓挫した。

健康食品のイメージからすれば、「 (高齢な彼が)元気に帰ってくる」ことが重要である。




さて、

三浦氏の凄さは何かといえば、彼は、日本スキー連盟を批判して、スキー選手としての資格を剥奪されたにも関わらず、富士山滑降、エベレスト滑降などを通じて、サバイバルしたこと。

昨今、ボクシング、女子レスリング、女子体操など、アマチュア競技連盟の「ムラ意識」が社会的な批判を浴びているが、半世紀以上前に、選手資格を剥奪されたことにもメゲずに、人生を切り開いた彼は、素晴らしい。

それは、エベレストに登頂することよりも、偉業である。


日本のムラ社会から拒絶されたが、捲土重来を実現させたのは、N響にボイコットされたが、カラヤン、バーンスタインに認められ、世界的な指揮者になった小澤征爾氏ぐらいだろうか。

現代作曲家の武満徹氏も、アカデミックなバックグラウンドを持たなかったため国内で評価されなかった。彼が名声を手にしたのはロシアの作曲家・ストラビンスキーに評価されたからである。

世界的な評価を得ている小津安二郎監督にしても、助監督から尊敬を集めてはいたが、所属する松竹から冷遇されていた。
黒沢や溝口と違い、小津は生きている時に名声を手にしていない。


勝ち続けることは難しい。

だが、

一度、負けてしまった人が、再び活躍すること。

は、もっと難しい。

恨み節になるので、三浦雄一郎氏は、スキー連盟との過去を明かさないが、そこにこそ彼の原点があり、そこでくじけなかったことこそ、尊いとspontaは見ている。
posted by sponta at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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