2018年04月22日

渋谷すばる君へのアドバイス。



娘とメールのやりとりをした。


Q: 「人気」と「お金」がある人が何が欲しいと思うか?

A: 欲しいのは、「時間」と「芸術としての評価」。


娘は納得した。


私は、大江千里を想い出す。

ポピュラーシンガー&ソングライター、俳優としてブレークした彼が、今、ニューヨークでジャズピアニストをしている。
世間的な人気や収入は、彼に満足感を与えなかった・・・。


メディアを通じて演奏を聞いたことがあるが、プロのジャズピアニストとしてはありきたり。特別な才能があるとは感じなかった。

※ (私の)ジャズピアニストの〈評価基準〉は、演奏者の「思い」が演奏を通じて「観客に伝わる」かどうか。演奏(音楽)がアフォーダンス(意味・意図)を持っているかどうか。
その〈評価基準〉では、「そつなく弾こう」「上手くやろう」は落第。アボイドノートを避けたり、コード進行を気にしている時点でアウト。


すばる君は、自分に「(音楽に関する)伸びしろ」を感じていて、それに挑戦しない自分を許せなかったに違いない。
すでに「人気」も「お金」も十分持っているとはいえ、決断するには「勇気」が必要だったし、仲間を裏切る「後ろめたさ」も感じているに違いない。

しかし、これを実行しないと「自我崩壊」に陥る。そういう危惧があったろう。
どちらにしても、すばる君は、過去にジャニーズ事務所を辞めていった「勘違い野郎」ではない。残されたメンバーたちも誠実である。


「自分の責任」で、「自分の音楽」を創るのが、彼のこれからの目標だという。
いままで本格的な勉強をしてこなかったので、学校に通って音楽を習得したい。そのためには英語も重要だから、英語圏で学ぶことになりそう。


ポピュラー音楽を学ぶのなら、第一候補はボストンの「バークリー音楽院」だろう。
だが、いまさら理論を学んでも意味がない。なぜなら、理論は、初心者や教師や研究者のものであって、クリエイターには必要がないから。
彼が欠落感を持っているとしても、「一般の学生として学ぶこと」は、もう彼には価値がない。
本場のライブでの多様な交流こそ、彼の音楽性をより深いものにする。


すばる君本人がこのブログを閲覧するとは思えないが、関係者から彼に伝わるかもしれないという希望を持って、「西洋音楽とは何か」につき次に要約する。

・ジャズは「挑戦」の音楽だが、ロックは「抵抗」の音楽である。

・西洋音楽は、演奏者と観客の間で「パルス・ハーモニー・メロディー」の共有を元に展開する。

※ ドラマは「物語」を共有、つまり、「分かってしまう」と観客はつまらない。一方、音楽では「初めて聴いた曲(展開が分かっていない曲)」はつまらない。


「関西ジャニ∞」の音楽性に何が欠落していたのか私は知らないが、日本のミュージックシーンに欠落しているのは、

・「タイム感」

・「ハーモニー感」

である。


このふたつをマスターするなら、すばる君が「世界的な音楽家の仲間入り」も不可能ではないと、私は考える。
すばる君のファンは、彼のさらなる飛躍に期待できる。
posted by sponta at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | ネットウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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