2017年08月30日

医療情報も、信頼できる相対評価が流通していない。

娘が出張した。

帰路の地方空港で、娘は公園デビューの頃に毎日のようにあっていた幼なじみの男の子のお母さんと17年ぶりに逢った。小学校入学前に彼女たち一家は転勤で故郷に帰っていたのである。

この春(卒業直前)大学のメディアセンターで、幼少期を撮影した8ミリビデオをDVDに焼き直した。それをプレゼントしていたのである。

男の子のお母さんは次男を出産されたが、その後、ハンディーキャップがあることが分かった。それからは次男の子育てにかかりっきりで、娘が送ったビデオを観て「長男の子育てもちゃんとやっていたんだ」と涙したという。


娘が出張から戻ったタイミングで、私は彼女に電話をした。私も17年ぶり。ようやく子育てが終わったよね。そんな話をした。
次男もこの春、めでたく介護系の職場に就職したという。


彼女曰く、次男のハンディーキャップが分かってから3〜4年、長男の子育てをした記憶がない。
つまり、本を読んだり、資料を集めたり、人にあったりしたが、本当のことが分からない。苦悶の日々を過ごした・・・。



私が何を書こうとしているか、分かるだろうか。

長男の子育てをした記憶がないのは、「(信頼できる)情報に出会えない頃」だけ。しかし、4年経って、「信頼に足る情報」に出会えた。つまり、情報は存在していたのである。

15年ほど前ならインターネットが普及しはじめた頃。情報が無かったのではない。
ハンディーキャップの情報について、「何が正しく、何が間違っているか」を正直に言ってくれる人やテキストがない。比較情報が流通していなかったのだろう。
・・・そして、その状況は今も変わっていないに違いない。

日本の精神風土において、「他人の悪口を言う人」は自己チューな人が多い。「(西洋医学を批判し)民間療法を提唱する人たち」は、ほとんどその類。「ネガティブ情報」を信じるのは危険である。

ならば、自分で調べるしかない


彼女にしても、今「(信頼に足る)比較情報」を知っているにしても、それをSNSで公開するようなことはしないだろう。電話先の彼女は「ひきこもり状態」と笑うが、さまざまな瑕ついてきたに違いない。そのような人が、さらに瑕つくことを選ぶはずがない。



最近、妻が大腸のポリープの内視鏡手術を行った。
日帰り手術。最近の技術革新はすばらしい。

医師たちがしきりに言うのは、ポリープの段階で手術をしていれば、ほとんどの場合、治癒できる。何故、女優・川島は手術をしなかったのかと・・・。

「私にはワインの血が流れている」と発言したのは笑えるが、彼女の末期は悲しい。
彼女には、さまざまな噂があった。だが、ショービジネス界の腐敗ぶりを思えば、彼女の処世術は「論理的な帰結」であって、批判されるものではない。偶然や運命に恵まれて主演の座を獲得するのでないなら、他の方法などない。

そのような論理的で聡明な彼女が、何故、悲劇的なフィナーレを迎えることになったのか。
その理由は、民間療法と西洋医学の比較情報が流通していなかったこと。

民間療法が無駄ではないにしても、西洋医学に見放された場合や、補足する場合に限られるだろう。



専門家たちは、「ネガティブ情報を持っている」し、「比較情報も持っている」。
だから、公園デビューを一緒にしたお母さんのように、数年をかければ真実に出会うことができるが、それ程に「(信頼に足る)相対評価をしてくれる」専門家に出会うことが難しい。

そのことは、当事者たちにはそれぞれのステークホルダー(利害)があり、紳士協定、相互不可侵、他人の営業妨害はしないとの習慣があり、「比較情報」を、見ず知らずの第三者に発信しないことを示している。


マスコミだけが「ネガティブ情報&比較情報」を発信・流通できないのではない。

この問題は、世の中の至る所に存在する。
posted by スポンタ at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | スポンタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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