2016年05月27日

平田オリザ批判。

放送大学の青山昌文教授によれば、ギリシア演劇は、「昼の演劇」であって、今日の演劇のような、「個人が、趣味嗜好のために観る」というものではなく、すべての市民が観るものであって、「演劇を観ること」は市民としての義務でもあった。と。

青山先生の言葉を私なりに換言すれば、古代のポリスは、「合議制によって統治する」「君主によって統治する」「法律によって統治する」の他に、

「演劇によって、市民の行動規範を規定し、それにより、コミュニティーにおける市民の行動の核を提示し、納税・徴兵への積極的な参加を、市民に求めた」ということになるだろう。

その意味で、現代のテレビは、まさに、「昼の演劇」である。

舞台演劇(夜の演劇)にしたって、「昼の演劇」と無関係ではいられるまい…。



私は、平田オリザ氏が、文部省か何かの助成金の話で、地方の演劇は、やっている人たちが盛り上がっているだけで、観客はもりあがっていないとして、批判したことに、知性を感じて、リスペクトした。

しかし、彼は、演劇の本質を、「日常生活も演劇である。したがって、親や先生に接する時も、人間は演技をするのであって…」などと言うが、それは、まさに、「演ずる人の論理」「演技について」であって、演劇の本質を示すものではない。



テレビ人、演劇人は、青山先生の講義に学ぶべきである。
posted by スポンタ at 08:18| 東京 🌁| Comment(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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