2016年05月13日

演出家・蜷川幸雄氏、逝く。

演出家というと、何か奇抜なこと・特別なことをすると思っている人が多いと思うが、優秀な演出家は、「誰もが思うような、当然のこと」を、ねばり強く指摘し続ける人のことである。

ひどい言い方をすれば、宝塚歌劇団には、そういう演出家がいないから、あのようなかたちになってしまったのかもしれない…。

テレビドキュメンタリーで観た蜷川氏の稽古では、「セリフが一本調子になっている」と主演俳優に叱咤していた。



俳優の立場がますます高くなっている昨今、演出家の立場はどんどん弱くなっている。
もちろん、それは俳優たちが傲慢というだけではなくて、演出家も実力不足ということでもあるだろう…。

蜷川氏のような演出家は、これから出てくるのだろうか。

まずは、「メソッド演技」の間違いを指摘するところから始めなければならないが、演劇界は、それに取り組んでいるのだろうか。

放送大学の青山昌文教授のインタビューに答えていた蜷川氏は、それに気づいていたはずだが、演劇界に何かをなしていたのだろうか…。

posted by スポンタ at 07:56| 東京 ☀| Comment(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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