2016年03月02日

シンギュラリティーはやってくるのか。

シンギュラリティーとは、技術的な特異点であり、より狭義では、「人工知能」が「人間の知能」を越える時代がやってくること。

1965年、統計家 I. J. Good は、人類を超えた知能による世界への影響を強調し、より特異点に迫るシナリオを描いた。

超知的マシンを、いかなる賢い人もはるかに凌ぐ知的なマシンであるとする。そのようなマシンの設計も知的活動に他ならないので、超知的マシンはさらに知的なマシンを設計できるだろう。それによって間違いなく知能の爆発的発展があり、人類は置いていかれるだろう。

従って、最初の超知的マシンが人類の最後の発明となる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%9A%84%E7%89%B9%E7%95%B0%E7%82%B9


つまり、
「人間が、ロボット(人工知能)を作る」
のではなく、

「ロポット(人工知能)を作る」時代がやってきて、そのようにして作られたロボットが、「人間の知能」を上回る時代がやってくる。ということ。




とはいえ、ロボットの三原則(人間への安全性、命令への服従、自己防衛)を心配する必要はない。

何故なら、アラン・チューリングの定義によれば、人工知能とは、「同じインプット」にはかならず「同じアウトプット」をすることで、開発が始まり、チューリングテストとは、人工知能が、「人間のように思える」ということでしかないからだ。

人工知能のふるまいは、基本的に、

y=f(x)

である。

最近、話題になっている、ディープラーニングにしても、「ロボットが自発的に」、xの数を増やすことでしかない。

y=f(x1.x2,x3,x4,x5...)

たとえば、肉まんの自動製造機械があったとして、いままでは変数がひとつだったので、「肉まん」と「餡まん」しか作れなかった。

y ギョーザ=f 生地でつつんで蒸す(x 肉or餡)

それが、生地を変えることで、「ギョーザ」や「トルティーヤ」「春巻き」も作れるようになること。

y ギョーザ=f 調理する(x1:中身は 肉or餡or春巻きの具, x2:生地はギョーザの皮、春巻きの皮)

より現実に近い表現ならば、

「物を置く」という動作を、「やさしく置く」に、ロボットが自動的に改良する。具体的には、動作の速度を直線から、曲線に変化されることで、動作の始まりと終わりを「なめらか」にすること。であり、その程度の技術革新は、予想できる。

たとえば、画像ソフトで、「斜線が、階段状(四角形のブロックの連続)に表現されていた」なら、「(無限に)解像度を上げる」プログラムを開発すれば、「なめらかな曲線」が「自動」で実現するはず。



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ただし、関数fは、「人間が作る」のである。だから、シンギュラリティーは訪れない。



などと楽観視していたら、学会誌を見ていたら、関数fも、「ロボットが製造する」ということが、ディープラーニングに含まれるというような論調であった。

ただし、それとて「計算をしていて、割り切れないので、無限に計算する」ようなこと(1を3で割ると、0.333333333.....と無限に計算していく場合をイメージ)が起きるのかもしれないのであって、プログラムを書いた人間を抹殺するような「主体」をロボットが持つとは容易に考えられない…。

つまり、チューリングテストのように、あくまで、「人間が振舞っている」かのように、ロボットが動作しているのであって、それが「人間の悪意」を感じさせるなら、それは、「プログラムした人間の悪意」でしかないだろう。というのが、私の結論である。


人間が、ロポットに「主体」を感じることがあっても、ロポットが「主体」を持つことは考えられない。

しかし、もし、そのような事態が訪れるなら、シンギュラリティーと呼ぶのだろう。
posted by スポンタ at 07:45| 東京 ☁| Comment(3) | ネットウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
著述家としてデビューされた方がいいのでは。
中村様の著書であれば、お金を払ってでも読みたいです。
ここだけでは勿体無いです。
Posted by 匿名 at 2016年02月29日 20:01
ほめていただいてありがとうございます。

とはいえ、編集者との最低最悪な出会いがあったり、技術評論者の編集者に営業をかけたけど、ダメだったり、もがいても、もがいても、ダメだったんです。

神秘系の出版ももくろみ、徳間書店に親しいシナリオの師にも、つないでもらえることもできず…。

なんて、感じです。



情報系の話は、もうすこし書きますので、また、訪れてみてください。

Σも理解しないのに、ディープラーニングの入門書を読みますので、その概要を書きます。

(^▽^;)

Posted by at 2016年03月03日 07:36
もの言う人は異常である。なんて記事をあげましたが、匿名さんとは無関係です。誤解のないように。

ロムが100人いたら、ラムは1人程度。そのうち、批判系が9割で、肯定系は1割。さらに、客観的で妥当性がある意見がある割合は…。

匿名さんのような、自己主張の少ない短信は、信頼にたり、勇気付けられます。

ありがとうございました。
(^-^)
Posted by at 2016年03月03日 10:15
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