2015年08月21日

東儀氏の子育て論は、谷一歩氏の一家の悲劇を招く…。

谷一歩嬢に関しては、過去に記事を書いている。

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谷コミューンのような…。
http://sponta.seesaa.net/article/379773575.html

谷一歩さんの一家を思う
http://sponta.seesaa.net/article/365376598.html

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東儀秀樹氏の子育て論は、明確に谷嬢の家庭の子育てに同じであり、東儀氏の本を読んだ人が、愚直に子育てを実行すると、大変なことになる。

具体的にいえば、男の子ならヒキコモリか家庭内暴力になる。女の子の場合は、少しはましだが、谷一歩嬢のような歪んだ感性になる…?

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人間が成長期に一番重要なことは、「万能感のまっとうな挫折」。

であり、社会的に、人間が生きていくために、一番必要なことは、「耐性(コーピング力)」である。


*

「才能を伸ばす」と、東儀氏は言うが、才能とは「社会的に価値があるもの」を言うのであって、彼が言うのは「才能」ではない。

好奇心が重要などというが、好奇心など、「原初な欲望」でしかない。

つまり、東京ディズニーランドに行って、「キャストになりたい」とか、劇団四季のミュージカルを観て、「ミュージカル俳優になりたい」などというのは、「原初な欲望」・「反応」であって、そんなもので「人生を決める」など、馬鹿な話である。

*

世の中に、音楽や映画を嫌いな人はいない。

そんなものを、ただ「好き」・「興味がある」などといって、「音楽で生計を立てる」とか、「映画に携わる」などという人生に賭けるのは、愚の骨頂…。


*

東儀氏の教育法は、人間の生理・社会の有り様とは無関係な「理想主義」である。

以下に、私の考えを図化する。



『原初レベルの意欲』

【意欲】
 ↓
【主体的行動】
 ↓
【他者よりも優れる】
 ↓
【才能】※価値のないスキルを才能とは呼ばない。

 ↓

◇     ◇     ◇

『自主性レベルの意欲』

【意欲】
 ↓
【主体的行動・理性的な自己解釈】
 ↓
【意欲の発信】
 ↓ ↑
【他者&環境とのコミュニケーション・フィードバック】
 ↓
【意欲の継続】


◇     ◇     ◇


『社会性レベルの意欲』

【意欲が、自己のアイデンティティーを形成する】
 ↓
【主体的行動が、運命・人生を動かす】
 ↓
【意欲の発信】
 ↓ ↑
【主体性】と【社会性】の調和・調整・バランス
 ↓
【統一的な人格・行動原理の継続】




原初レベルの意欲とは、観客として観たり、ディズニーランドに行ったり、「他者による自己評価」のフィードバックを含まない状況で発生した「意欲」である。

そんなもので、「人生を決定する」のは、馬鹿である。

*

幼児絵画教室などで、シャガールを愛でる人がいるが、シャガールは「伝統的な絵画表現を否定すること」という「歴史的な決断」をしたのであって、気ままに、「主観主義・心理主義」で、絵筆を走らせたのではない。

ガルニエの天井画が有名だが、ガルニエのデコラティブな建築との対照は、半端ない。


娘の同級生に、絵画教室を主宰する人がいて、その人の娘は、小学1年生の時に、学校に行けない(家を出たところで、泣き喚いて、登校拒否)。結果、文部省不認可の学校(シュタイナー?)に通うことになった。その子がどうなったのかを私は知らないが、文部省不認可の学校を卒業したということは、一般的な社会人としての活動はほとんど不可能であろう。



理想主義的な教育は、ほとんどの場合、社会的に優越したエリート層の周辺で発生する。

しかし、そのようなヒエラルキルな社会が崩壊している現代において、「理想主義的」な教育を受けた人たちを受け入れる社会構造は、ほとんど存在しないだろう。

その意味で、雅楽のお家元ともいえる「由緒ある家柄」の彼だからこそ、の「理想主義的な子育て」であって、そのようなバックグラウンドを持たない一般人が、そのような教育手法に手を出すと痛い目に遭うのは必至である。

*

勿論、この子育てを発信してしまった彼には、「自らの由緒」についての揺ぎ無いアイデンティファイがあるのに違いない。

そう、思って今一度、振り返ると、彼の「奇異なアイデンティティーの発露」としては必然であり、彼の「子育」の本は、息子のための本ではなく、「親である彼」のための本なのである。




ま、そんな感じ…。

もし、彼の子息が一般の小学校に通うことができず、シュタイナー学校に行くようになるなら、私の仮説は証明されるが、現実は、そんな単純には動いていかないだろう。
posted by スポンタ at 14:53| 東京 ☁| Comment(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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