2007年05月21日

アルゴリズムの時代15:消費者主導メディアのアルゴリズムたち。

※ このエントリーでの「はてな」に関する記述は、匿名氏により、私の印象批評にすぎないこと指摘されています。
したがって、私は、「はてな」の利用者の利用状況には、そういう傾向があると指摘していると、読み替えていただけると嬉しい。
私の「はてな」への嫌悪感は、近藤社長とオウム真理教M氏との関係に起因することを明確にしておく。驚いたことに、近藤社長の著作のページからM氏のサイトへのリンクはいまも張られたままである…。
ここにおいても、近藤氏はM氏との関係を否定しない。



argo_siminR.gif

ウェブ2.0の旗頭は、CGM:Consumer Generated Mediaだというのが専らだという。

だが、無名の徒は、CGMの運営者たちに操られているに過ぎぬ。

たとえば、「はてな」がある。

はてなブックマークが流行し、はてなに登録しなければ、ブログにコメントもできぬし、ブログを書かなければ影響ある発言もできぬというシステム…。

だが、私は「はてな」に登録しようとは思わない。
何故かといえば、「はてな」という会社のトップがオウム真理教のM氏を擁護しているからだ。
インターネットの健全性を思うとき、オウムに限らずカルト宗教の問題は避けて通ることはできない。

だが、ブロガーは一切、「はてな」の運営者と対話することはできぬ。それが日本社会の根本に関わる正義に関することだとしても…。

CGMの運営者は、ユーザーと対話することはできぬ。
それがCGMであるとするならば、それはCGMが過渡的なメディアであり、Diggのように何かが起きたら、終末を迎えるべき宿命を負っている。




ならば、どうするか。

多様なアルゴリズムを並存されることによって、多数な合意を形成し、それらを参照しながら、メディアを運営していく。

それが、私の提出するCOM; Consumer Organized Mediaである。

【COMの図】

argo_COM.gif



2007年において提出する私のコミュニケーションの形の特徴は、「多様性の並存」である。

アメリカでは、「フラット化する世界」などと、軽薄に世の中を見る、トーマス・フリードマン氏がいる。

彼は、フラット化する世界を善として捉えているようだ。

【フラット型コミュニティーの欠点】

arg_3F.gif

彼は、フラット化によって起こる「ポピュリズム(内容を保証しないブランディング)」「クレーマー・マーケッティング(微量の不満分子によって世の中が動いていくこと)」「個の孤立(ローカルコミュニケーションの疎外)」について、一切言及しない。


*

何故、アメリカの銃社会がなくならないかといえば、全米最大の圧力団体・全米ライフル協会の存在であり、ロビイスト活動である。だが、そのような集団も、全米の人口を分母とすれば、少数派に過ぎぬはず。割合からいえば、日本の郵政族の数と大差ないのではないか…。
そういう自らの脆弱さを知っているから、彼らは必死にロビイスト活動を行い、名優・チャールトン・ヘストンを起用したポピュリズムによる言論誘導を試みる。



トーマス・フリードマン氏は、「フラット化によって起こるアメリカ経済の危機」についてばかり論じている。

それは、「世界経済の中で覇権を握り続けてきた彼らの勝者の論理を、フラットの世界にも適応させよう」とするものでしかない。

フラット化は理想ではないし、フラットした世界は、勝者にとっても敗者にとっても新たな障害をもたらす。


そのことを冷静に分析しなければならぬ…。

それに気づかねばならぬのは、私たち日本人よりも、アメリカ人ではないか…。

そう思っている。

このエントリーを、英語にすることにしよう。

07sponta

追記:

たとえば、北海道の農協で強権者によるセクハラ問題がおきた。
キス写真がマスコミに露出している…。

今朝の報道では、被害者が告訴取り下げ、和解が成立したという。

*

和解は、限定された地域社会で、ヒエラルキルな情報システムしかなければ、仕方のないことである。

農協のヒエラルキルなシステムは、業務効率性に合理性があり、温存される。

結果、それに対抗するものは、司法制度というクレーマー・マーケッティング・システムしかない。

これでは、クレーマーが出現するほどの悪行がなされるまで、軽微な悪行は修正されることがない。

このような地域の状況を変えていくのが、多様なアルゴリズムの並存するコミュニティーである。

argo_COM.gif

ピラミッドなヒエラルキルな農協の組織構造に、労働組合の逆ピラミッドなヒエラルキルが存在する。
そして、トーナメントなアルゴリズム。フラットなアルゴリズム。
逆ヒエラルキルなアルゴリズム。それらが、並存することが、この事案を解決する唯一の手段である。


そして、それを成立させる重要な条件は、リアルな属性に縛られないこと。

つまり、匿名である…。


posted by スポンタ at 09:08| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | アルゴリズムの時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも拝読しております。

>はてなブックマークが流行し、はてなに登録しなければ、ブログにコメントもできぬし、ブログを書かなければ影響ある発言もできぬというシステム…。

はてなについて、何度もこういうスポンタさんのご見解を読んできたのですが、誤解を招きやすい、というか、これだけでは不正確な表現になっているのが残念です。

・はてなに登録しなければ、ブログにコメントもできぬし

まず、「はてな」という会社が提供しているブログ「はてなダイアリー」では、一部のダイアリーについては、コメント希望者がはてなにユーザー登録せずともダイアリーにコメントすることは可能です。
たとえば梅田氏のhttp://d.hatena.ne.jp/umedamochio/ も、近藤社長のhttp://d.hatena.ne.jp/jkondo/ も、はてなのユーザーでなくてもコメントを書き込むことが出来ます。コメント受付をどうするかはダイアリー開設者(ブログ主)自身が設定で個別に設定することができるのであって、「はてなダイアリー」自体が一括でスポンタさんが書かれているようなこと(「はてなに登録しなければ、ブログにコメントもできぬ」)はありません。

いっぽう、SBMである「はてなブックマーク」に関しては、はてなにユーザー登録したユーザーが使用可能です。でもこれは他のソーシャルブックマークについても同様にユーザー登録した人間が使えるシステムといえるのではないのでしょうか。

>だが、ブロガーは一切、「はてな」の運営者と対話することはできぬ。それが日本社会の根本に関わる正義に関することだとしても…。

本当にこう言い切れますか? また、なぜ、こう言い切れるのですか?
私は近藤さんと対話したことがあります。ブログでコメントをしあったり、トラックバックを交わしたり、実際に会ったこともあります。
スポンタさんは近藤さんにアプローチしたことがありますか?

また、前のブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/sponta/diary/200705190001/#comment
にある、スポンタさんのコメント

>本当のことをいえば、彼が経済的なことをいえば、一番M氏を擁護していた筈だから…。

これはどういう根拠から来ることですか?
直接には、「M氏」に本を書かせた出版社にこそ経済的な責任があるのではないですか?

それと、シーサーブログはスパムブログが多いなどのことから、他ブログ利用に於いて一括でシーサーブログからのトラックバックを受付禁止にしているブログが結構多くなっているようです。老婆心から、ご参考までに。
Posted by 匿名 at 2007年05月21日 18:46
コメントありがとうございます。

とても貴重なご意見なので、エントリーをあげて、お答えさせていただきます。
Posted by スポンタ at 2007年05月21日 19:20
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