2015年08月04日

文理融合型学部で…。

娘が就職活動を目前にして、というか、インターンのセレクションの時期であり、友人たちといろいろな話をしているというが、「同じ学部に属しているというのに…」と思うことが多々あるのだという。

娘曰く、「楽単(単位取得が楽な授業)ばっかり取っているからダメ…」とか。



娘が、価値があると思った授業は、

・意思決定論
・パーソナル形成論
・自然言語処理
・意味論

など…。


グループワークも、「教員のレベル」ではなく、グループワークをする「学生のレベル」になってしまうので、ある意味楽単であるか…。

楽単は、だいたい大教室で行われ、教員と学生のコミュニケーションも薄い…。



娘はAO入試で、入学後の学習目標・研究目標を決定しているから、入学後の授業選択においても、「目的」が明確だった。

一方、一般入試で入学した学生は、明確な目的を持たないから、「さしたる目的」も無いまま、学習してしまう。「さしたる目的」もないのだから、楽に単位が取れたり、好成績が期待できる授業を選択するのも、当然なのかもしれない。

しかし、就職戦線においては、「学習のための学習」をしてきた学生は、よほどの好成績で無い限りは評価されないだろう。



たぶん、ドラッカーの著作での話しだと思うが、アルフレッド・スローン(GMの社長)が研究者を幹部に雇い、「10分間で、君の研究を従業員たちに分からせてくれ」と命令した。すると、その研究者は、「私が長年を使って研究したことを、10分間で分からせることはできない」と拒絶。すると、スローンは、即刻、彼を解雇したのだとか。

*

このエピソードから学ぶべきことは、「どんな学問であろうと、素人にも理解できるように、簡潔に要約することは可能である」ということだ。


そういう視点から、私は、娘に「マンガで学ぶ…」シリーズや、マッキンゼーや、MBAの入門書を読ませてきた。

マッキンゼーに入るのは、娘のような一般学生には殆ど不可能だろう。MBAを取得するには、数百万円がかかる…。しかし、その概要。コンセプト、キーワードなどは、千円ちょっとの本でエッセンスを知ることができるのであって、実際に、マッキンゼーでトレーニングをしたり、MBAを取得しても、スローンの即刻解雇された部下のように、「素人にも分かりやすく説明すること」ができないなら、評価されない。



インターネットで、手軽に要約が読める今、「読解力」は必要ない。

オリジナルテキストにあたっても「読んだ」という達成感・満足感しかないなら、「要約」を印象深く記憶しているほうがマシである。


そのことは、韓流ドラマを「あらすじ」を読んでから観ても、それほど感興は減じないことからも、有効である。

*

あるべきは「要約」と「オリジナルテキスト」の間を彷徨することであり、最終的には「要約」と、「読んだ」という記憶・自信があればいい…。
posted by スポンタ at 07:12| 東京 ☀| Comment(0) | スポンタと娘…。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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