2012年10月06日

**高校vs高砂高校@ジャズ甲子園


NHKの番組で、ジャズシンガーの綾戸知恵さんが、ジャズの街神戸を訪れるドキュメンタリー番組を見た。

そこで、**高校と高砂高校のビッグバンドジャズのクラブを取材していたので、興味深く見た。

ふたつのバンドは、ジャズ甲子園ともいえる大会に出ている。そのレポートがウェブにあった。

http://21846851.at.webry.info/201208/article_8.html



先日、「笑ってこらえて」の吹奏楽特集でもとりあげたが、私が指摘したいのは、「周囲の大人たち」がきちんと指摘しないために、若い人たちが、無駄な練習をしている。…ということ。

ウェブで、**高校の動画を見たが、コメント覧につぎのようにあった。

ドラムの子、神保彰大好きなんだねww

kento1130 6 日前


このコメントは意味深長である。このドラム少年は個人賞をもらったというが、バンド全体のビートを陰で支えるべきドラムが目立っていたことの証明でもある…。



引用先のブログには次のようにある。

演奏内容の素晴らしさで会場の反応は**を推していましたが、審査員の評価は違っていたようです。
ジャズは迫力だけでは無く、いろんな色を表現するものだと審査員が言っているように思えました。
昨日のエリックさんの言葉を思い出します。
「ゆっくりした美しいメロディーの中にこそ素晴らしいものがある。
その感動を巧く聴衆に伝えられる人がいいミュージシャンと言うことです。」
これからも高砂BFJOの精神は先輩から後輩に受け継がれ、その感動の演奏を私達に披露してくれるものと思っています。
色んな演奏会で思う存分、その実力を発揮していって下さい。
これからの演奏会も楽しみにしています。


技術的な難易度で、グルーブのなさをごまかしている団体が優勝する「山野コンテスト」と対照的な大会が営まれているのかもしれない。



ミディアムテンポの曲で、しっかりとアーティキュレーション(フレージング、歌うこと)ができる。
ドラムとピアノ、ベース、ギターのリズム隊が、堅調なビートを保持して、バンド全体を支えることができる。

この基本的なことが、高砂高校はできていたということが、NHKの番組の中の綾戸さんとのセッションで明確に理解できる。

番組中、綾戸さんは、「カッコつける」のがジャズ。といっていたが、ジャズにおけるカッコ良さは、表面的なものではない。表面的なカッコつけは、虚勢として、観客に見透かされてしまう。

結局のところ、ふたつのバンドの何が違うかといえば、高砂には、歌えるトランペッターがいたことと、バンドを支える気持ちを持ったドラムとベースがいたこと。
この違いは大きい。



ウェブの情報では、**高校は、カウント・ベイシーの一枚の楽譜から始まったのだという。ならば、本来、バディー・リッチのようなアスリートなジャズを目指すべきでないだろう。
カウントベイシーのあたかもやる気のない(研ぎ澄まされた)ピアノ演奏をYouTubeで良く見て、音楽の感動がどこから生まれてくるのか、自らの感性に聞いてみることがよいかもしれない。

そして、それぞれの課題をマスターしてから、早い曲が好きなら、ブッチ・マイルスがドラムを叩いているウインドマシーンをめざせばいい…。

posted by スポンタ at 10:48| 東京 ☁| Comment(16) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もっとJAZZのこと 甲南高校のことを調べてみてください。あなたは何もわかっていないですね。
Posted by はろ at 2012年10月15日 20:24
もっとJAZZのこと 甲南高校のことを調べてみてください。あなたは何もわかっていないですね。
Posted by やほ at 2012年10月15日 20:25
コメントありがとうございました。
Posted by at 2012年10月15日 20:28
Posted by おい at 2012年11月05日 23:22
俺はビックバンドがやりたいわけじゃない。

だからそんなこと関係ない
Posted by おい at 2012年11月05日 23:23
ドラムの方が目立って何がいけないのでしょうか?

その人のやり方であり、その人流なので私はいいと思いますよ?

それに、他の学校にもドラムで賞をとった方はいるそうですが、そのバンドもドラムが目立ってはいけないということでしょうか?
Posted by とんな at 2012年11月05日 23:27
コメントありがとうございます。

音楽は多様なものであり、いろいろな音楽があっていいと思います。ですから、私の好みではないですが、バディ・リッチのような演奏もあっていいのでしょう。

*

「このコメントは意味深長である。このドラム少年は個人賞をもらったというが、バンド全体のビートを陰で支えるべきドラムが目立っていたことの証明でもある…。」と、私は書きました。
とはいえ、それから「ドラムが目立ってはいけない」との意図を読み取れられるのは、閲覧者の自由。私は、閲覧者の頭の中に君臨することは、やってはいけないことだと思っています。

*

数年前、Pearl楽器の専属アーティストのドラマー氏に、ドラムをやっている娘のためにアドバイスを求めたところ、彼は「ドラムはバンド全体のために演奏して、結果として目立つのがカッコイイ」といわれました。「これぐらい出来るんだぜ。と見せ付ける演奏は、ドラムのプレイとしてだけでなく、男の生き方としてみっともない」。

このプロミュージシャンの意を汲めば、「目立つことは、独りよがりでなければ、別に悪いことじゃない」ということになるでしょうか。

*

お茶の表千家・裏千家同様に、音楽には様々な流派があります。したがって、さまざまな考え方があり、それらを対照しながら考えてゆきたいものです。

あなたのコメントで、私は深く考えることができました。本当にありがとうございました。
Posted by at 2012年11月06日 10:30
娘の先生である有名ベーシストK澤H明さんは、「ドラムのフィルインは、ドラムが目立つためにあるのではなく、バンド全体に、次のコーラスが来ることを知らせるためにある」と語ったそうです。
Posted by at 2012年11月08日 11:32
個人の意見は大切だとは思います。
だからといって甲南高校さんを批判するようなことを書いていいわけではないと思いますよ?
ブログというのは誰が目にしてもおかしくないのですからこういうことはなるべく控えたほうがいいと思います。
Posted by Pass at 2013年10月20日 14:03
個人の意見は大切だとは思います。
だからといって甲南高校さんを批判するようなことを書いていいわけではないと思いますよ?
ブログというのは誰が目にしてもおかしくないのですからこういうことはなるべく控えたほうがいいと思います。
Posted by パネル at 2013年10月20日 14:04
ネガティブな情報は、固有名詞を伏せるという方針で書いています。(ただし、改善が望める場合は、固有名詞で書きます。)

ご意見をありがとうございました。
Posted by at 2013年10月20日 21:47
記事を書きましたので、興味があれば、ご覧ください。
Posted by at 2013年10月21日 08:31
当たり障りのない情報しか流通しない日本が、素晴らしい国になっていくと、思いますか?

改善できる道があるなら、批判を恐れず、改善提案をする。

注射が痛いかどうかを気にするのではなく、薬液が効くかどうかが一番大事。

私は、日本のジャズがもっと発展できると思っているし、そのために発言しています。
Posted by at 2013年10月21日 08:43
ありがとうございます。高砂高校Jazzバンド部BFJOは先輩方が造られた歴史を皆が尊重していますが、基本は賞とか順位とかよりJazzを楽しみ仲間との信頼関係があり生活の一部の延長に結果がついてきています。TPは皆に絶えず感謝 ボーンはあたたかい気持ちで見守る為の安定剤。サックスはブレーキ役ドラムは謙虚さと遠慮の目立ちたがり屋です。 失恋 欠点 直ぐ演奏にわかるがそれをみんなが理解している演奏姿は泣けます。Jazzは格好つけるというより楽しむ。たのしませる。が理解出来たらOK のびのびと楽しめた時は結果がついてきます。これからも応援 指摘お願いします。
Posted by BFJO OB at 2013年11月19日 23:32
また、非難のコメントかと思い、ビクッたところですが、そうではないようですね。

私のブログの主旨を申しますと、日本の音楽教育は、「タイム感」と「ハーモニー感」を積み残したまま、日本に西洋音楽を移植してしまった。

ライバル校がコメントしてきますが、私は、山下洋輔氏のジャズにはグルーブがない。秋吉敏子氏のピアノには、ハーモニー感がないと、指摘しています。そういう非主流な人物だから、気にしなくてもよい。(^▽^;)



私のこのような結論には、高校時代の吹奏楽部の経験からはじまり、娘が世界的なジャズマンのTerumasa Hino氏のジャズワークショップに加入し、彼のメンバーの日本の代表的なジャズマンから教えを受けたことが大きく影響しています。

昨日も、娘の大学のビッグバンドの演奏を三田にある大学の学園祭で聴きましたが、なんとも…。ジャズで一番大切なものは、グルーブ。アーティキュレーション。それがまったく感じられないことは、悲しいものです。



BFJO OBさんのバンドは、素晴らしいと思います。そして、今回のコメントで書かれていることも素晴らしい。ただし、それを「音楽的な用語」に翻訳してみると、もっとよいと思います。

世の中には、「みんなの音を聴いて演奏して」などと、バカな発言をする指導者が多く存在します。しかし、音を聴いてしまうと、音の物理的伝達時間と神経系の伝達時間の分だけ遅れるため、シンクロした演奏ができません。

「感謝」を具体的に、どう音楽的に表現するのか。
たとえば、コードトーンとテンションノートと、同じTuttiでも、役割が違うから、「感謝」の一言じゃ不十分ですよね。
コードトーンを吹くパートははシッカリ音を出して、テンションノートを担当するパートはぶつける感じ。
そういう役割分担をしていくと、メリハリのある音楽になっていくと思います。

Kataoka Yuzo先生は、相手にわかるシッカリした音を出さないと、間違っているかどうか分からない。と、レッスンで中学生たちを叱っています。ジャズって、協調とか、感謝とかじゃなく、個性のぶつかり合いを楽しむ。そういうことかもしれませんよ。

まずは、楽曲のアナリーゼ。
構成音分析をしっかりやってから、練習して行くとよいでしょうね。

期待しています。(^-^)

コメントありがとうございました。
Posted by at 2013年11月22日 20:25
ジャズで一番大切なのは、グルーヴ。つまりはスウィング。それにつきる。

あとは、ハーモニー感。
単音でも、コードを感じさせること。

なのに、タイム感がある人は少ない。アンサンブルして、グルーヴを消しあう。

そんなバンドばかりです。
(-_-;)
Posted by at 2017年07月27日 05:15
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