2011年03月03日

スポンタの「この国のかたち」12:パラサイト史観

古日本語には、動詞はなかった。その理由を私は、言語が「命令形を持つことを嫌った」。そういうネイティブな日本人のやさしい心根を見る。

小説家・三島由紀夫は、「日本語の特質は、主語の省略である」と言ったが、現代の日本語がそのような構造になっているのは、「主語を明確にすること」によって、「自他の境界を明確にすること」で、他者に君臨することを嫌った。のだと解釈する。

一方、欧米語・英語では、どんなテキストであろうと、「主語は省略されない」。それは、「主語を明確にすること」で、「自他の境界を明確にする」ことが目的ではなく、「主語を明確にすること」で、「主語の主体」が、「宿主かパラサイトなのかを吟味すること」を可能にする。というのが、私の解釈である。

言語形成において、「単語は庶民が変化させていくが、文法は権力が生み出す」。とのことだが、まったくもって分かりやすい。



スイス民間防衛に学ぶ。の記述を読んでみて欲しい。

http://nokan2000.nobody.jp/switz/

なんとも巧妙に書かれている。このような精妙なテキストが書ける理由は、彼らが「同じことを他国で実践している」としか、私には思えない。

ならば、このテキストが作られた目的は、自家中毒の防止・抑止である。自家中毒とは、自分の毒で死んでしまうこと。そんなバカなことが起きてはならない。

スイスは永世中立国であり、国民皆兵。そして、世界唯一の銀行制度など、特異的な性格を持っている。彼らが、「このテキストを作った目的と、問題意識」を深く考察してみることは重要である。



概して、寄生する側は「ほとんどが見えている」が、寄生される側は「目隠しにさせられる」または、「何も見えていない」。そういう詐術の構造がある。

寄生する側が、「自分がかけた魔法にかからない」ようにするために作ったのが、「スイスの民間防衛に学ぶ」というテキストだろう。


寄生する側は、「洗脳を目論み」。寄生される側は「洗脳される」。洗脳の三大ツールが、アカデミズム(学問)と歴史(正史)と宗教である。

パラサイト側は、「神秘の世界」も「リアルな世界」も、同様に考察の対照とする。
しかし、寄生される側は、「リアルの世界だけしか存在しない」。と、洗脳される。その一方で、「神秘の世界」の存在そのものを否定しきれないから、「神秘の世界を考察するのではなく」、「神秘の世界を信じろ」と特定の価値観(宗教観)を強要する。


それが、いま、この世界で起きている。というのが、私の解釈。パラサイト史観の概要である。



つきつめて考えると、パラサイトの本丸は数万人であり、被パラサイトは、それ以外の60数億の全地球人。
DNAレベルでも、パラサイトは存在していて、私の中にもパラサイトの遺伝子は存在する。

そういう複雑で単純な構造で、この世界が営まれている…。

寄生勢力:神秘主義、秘密結社。

宿主:科学的、個人主義に洗脳される…。

非宿主(寄生されぬ者たち):神秘主義と現世主義を併せ持ち、個人主義と集団主義をバランスよく使い分ける。


そして、宿主の中には、すすんで寄生を臨む者たち。寄生に加担する者たち。が存在し、

その一方で、「寄生によって、自滅していく宿主」。「寄生にまったく気付かぬ宿主」が存在する。

西欧文明とは、「寄生によって、自滅していく運命」を辿っており、
日本文明は、「寄生されても、ハッピーな生活を営める」如くにサバイバルしてきた。しかし、明治以降、西欧文明と同じ運命を辿るがごとくになり、戦後、その度合いは加速している。
明治期の啓蒙主義、戦後の核家族化は、その現象であると、イメージしてみると、分かりやすいのかもしれぬ。



縄文・弥生。
先祖崇拝・古神道・仏教・神道・一神教。
封建制度、絶対主義、民主主義・資本主義。
哲学と宗教。
科学と神秘学。
ローカリズムとグローバリズム。

それらを総覧し、統合していくと、閲覧諸氏においても、私と同様な答えが導き出されるのだと思っている。
勿論、本を読み、鵜呑みにするばかりでは、私のような結論はでてこないのだが…。



私たち日本人が、「いまだ完全に寄生されていない」証拠は、私たちは病気になると、現代科学の成果ともいえる西洋医療を受けるとともに、作用起序のはっきりしない漢方薬を服用し、それでもダメなら、神社におまいりをし、さらにオマジナイもする。

そういう日本人の有様を否定する人を私は知らない…。
posted by スポンタ at 08:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | この国のかたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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