2010年12月16日

水嶋ヒロ氏の小説は、加護ちゃんのジャズボーカルか…。

この間の日曜日の朝。「僕らの時代」という鼎談番組で、五木寛之、北方謙三、宮部みゆきの三氏が、文学賞の選考の舞台裏について、話題にしていた。

選考会議において、選考委員の小説家は、自分の小説に対する価値観に合致した新人作品を熱烈に応援する。
そのため、ある小説家は小説に出てくる犬の系図を書いたという。選考委員会で泣く人もいたというし、選考委員会での結果を理由に、選考委員を辞めることも珍しいことではない。

そして、宮部氏は、「何故、水嶋ヒロ氏が私たちが選考委員を務めている昴文学賞に応募してくれなかったのか」と、残念がり、ポプラ社の新人文学賞が、「編集者によって選ばれる」ことを指摘した。

さて、本日、「KAGEROU」が出版されたという。

以下は、アマゾンの読者評の「最も参考になった」である。



読まずに云々言うのも失礼と思い読んで判断してみようと思い購入。

思ったより内容はキチンと思い描いている様ではありましたが、随所で矛盾と言うか常識では到底理解出来ない所も多く、話の流れにきちんと筋が通っていない感じが否めませんでした。
そういった事もあり謳い文句で“命”をテーマにしているとはいっても、彼がそれを読者に伝え切れてないなという印象でした。題材としては決して悪くなかったとは思います。
ただ、それを活かしきれなかったと読んでいて分りました。文学作品として見ると未熟さが‥。

☆1つの理由なんですが、私はあくまでポプラ社大賞を史上初受賞した作品というレベルを評価の基準にしている為こうさせて頂きました。やはり今回のケースは特殊故にそれに見合っていなければ
多くの方もこうなると思います(その他の一般書として出ていれば基準は当然異なっていましたが)。

名前を使える事自体、本人が培ってきたステータスの1つなのでそれは問題ないと思います。 ただ、現時点での実力に不相応な賞を与え、自社の売名行為の為に彼を祭り上げたポプラ社に
関してはよく考えて欲しいと思います。今は良くても結果的に成長速度に比例していない状況が彼の作家としての将来性を潰す事になるかもしれません。同様にその他の賞応募者の方々に対しても
今回の結果は少なからず選考に影響を与えられたのではないかと思います。

質の高い作品発掘と可能性よりも利益追求の出版社の実態が浮き彫りになった一件でした。

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/459112245X/ref=cm_cr_pr_shwvpnt?ie=UTF8&showViewpoints=1&sortBy=bySubmissionDateDescending


水嶋ヒロに興味はないが、世間がこれだけ騒いでいる以上その波に乗らずどの波に乗る!ってことで、発売初日購入し読んでみた。

まず…29P30Pの手書きページに「うっかり」気づいてしまって… 「乱丁?」っと怒(イカ)ってしまった。
最終段階で、「仕掛け?なのか…」と… でも、232Pのシールはナイでしょ…。想像するところ、ヤスオとした部分を、あくまでも、彼は「キョウヤ」なんだというところか…

内容的には、これはミステリーですか?  ミステリーにしてはアッサリし過ぎています。

でも著者である水嶋さんは、確か「命」について書いたと言っていたような… 私の読んだところ、この本の中「命の尊さ」はどこにも書いてはいなかったかと…
最終部分に、心臓病を患った美しい女性を登場させ、「心移植は成功!」とした部分を命というのなら、その横にうっかり目覚めてしまった「提供者ヤスオ」を登場させ、 ハンドルグルグルはナイでしょ…
しかも二人の会話の内容は、どう読んでも8歳の女の子とオジサン。でも8歳だとオジサンの心臓じゃ合わないから20歳…?
穴ぐらに隠れたけど、ハンドルグルグルしながら梯子で降りつつ蓋を閉めるって、どんな芸当?

御曹司「キョウヤ」が倒れ、目覚めた「提供者ヤスオ」に慌てた様子の医師たちが押し寄せ「ヤスオ」に名前を聞いたけど、それまで行われなかった「脳移植」をしたのなら、「キョウヤ」を名乗る「ヤスオ」に対して医師たちが一斉に肩の力を緩めたって可笑しくない?

「親父ギャグ」連発は、ヤスオの「代名詞」としたかったのだと思いますが、「キョウヤ」として目覚め、アカネに会いにゆき、20歳の女性に親父ギャグって…引くでしょ…
あの水嶋ヒロさんが、こんな低俗な表し方でヤスオを表現した部分には、水嶋さんは若くてカッコイイけど「会社に入ったら窓際」近し…が見え隠れし最悪でした。2年もかけて用意したものであるのなら、もっと別の表現方法が欲しかったです。


本文まで4枚。最近の本はページ数を稼ごうとする感があるが、これはあからさま。 だって本文は、38X14=1ページ
活字デカい。行間広い。 小学校の推薦図書になる本でももう少し文字数あるんでは。
内容は、無いよう←
つか読むのに時間かかった。 何度も眠気に襲われて進まない。 言葉は素直。素直すぎる。喩えがまんまだ。 導入部で掴めていない。
水島ヒロじゃなかったら絶対買わない読まない部類。 でも売れた。でも話題性だけで映画化するほど邦画界は困ってないと願う。
文学性を問われるより、取り上げた内容に言及されるべきなのになぁ。
描きたかったことはわかる易すぎるだけにもったいないとみんな思うんだろうか。


水嶋ヒロが書いているという事実がなければ何の話題にもならず埋もれていった内容だと思います。
読まずにどうこう言うのも何なんでそういう意味では史上初の受賞という触れ込みもあって 読む事を楽しみにしていました。しかし、読んでみると【命】と向き合うをテーマにしているが
その流れに統一性がなく、作り手が伝えたい事が読み手に伝わってこないものでありました。
何というか節々で常識では理解出来ない内容も多く幻想世界観が強く出てしまっていて ごっちゃになっているので1つの話として纏め切れているとは言えないと思います。
決して内容全てが破綻している訳じゃないし、読めない事はないです。ただ、文学と言えるかは‥。
伝えたい事を上手く伝えられない文章表現の拙さなら新人だという事もあり仕方ないと思いますがそういう問題ではないですね。本格的に読まれる方にとってはモヤモヤ感が残る作品ではないかと。

ただ、水嶋ヒロは悪くないと思います。当然、名前を使えるのも彼が芸能活動を実力で行ってきた恩恵だと思いますし。やはり悪いのは実力を度外視して大賞を受賞させ自社の知名度を上げる行為に利用したポプラ社だと思います。何より水嶋ヒロの為にならない。結果的に現時点で過大評価した行為のせいで立ち位置が曖昧になり彼の将来性を殺しかねない。他の応募者もこうした選考に影響を受けてしまった訳で、出版社の都合に全ての人の可能性が狂わされるという業界の闇を浮き彫りにした一件だったのではないかと思います。そういった意味では読んで自身で確認する価値はあるかも。


落選してしまった人の作品こそ読んでみたいと思わせる作品

ジャンル問わず本を読むのが好きなので、話題作や装丁のみで買う事が良くある。 今回もそのパターンで買ってみたけど、正直色んな意味で「失敗」したと心底思う。

確かに朝のワイドショーで軒並み言われていた通りさらっと読めましたよ。 職場近くの書店で購入し、帰りの電車内(約1時間)であっさり読了できたもの。
読めたけど、何も心に残らなかった。 「命」を主題に置いたという割に、その命について深く掘り下げていたかしら?あれ?
気になったから読み返してみようと思う所もなく、内容をより理解したいから読み返したいと思う気にもなれず。
「読み終えた」というスッキリ感すら残らないって酷過ぎるw

副賞2000万円の小説家大賞大賞受賞作品とは・・・到底思えない出来でした。私にとっては。
この作品を大賞に選んでしまえるポプラ社に疑問を覚える。そして、今回運悪く落選して
しまった方々の作品こそ「読んでみたい」と思えた。


さて、ベストアンサーを読んでいくと、彼の小説を褒める評をあったが、褒める言葉は短評であり、素晴らしさを詳らかにするような文言は一切無い。
とすれば、工作員の仕業かもしれぬ。



私は三十代の頃、毎年1本〜2本、文学賞に応募してきた。そして、まったくもって入選しなかった。そのような経験を持つ私が、この本を読んだら、憤怒で震えるのかもしれない…。

どちらにしても、新人作家が2,3年に企画を暖めるなどというのは馬鹿げた話であって、暖めてなどいないで書き飛ばさなければならぬ。というのが、小説修行の実際である。

私は作品を読んではいないが、文章修行が編集者との共同作業だとしても、編集者の力を持ってしても、傑作は生まれない。そういうことを証明してくれたのかもしれぬ。

彼の生原稿こそ、読んでみたいものである…。

posted by スポンタ at 22:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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