2018年05月02日

「音楽の暗黙知」〈タイム感〉

NHK-FM「きらくら(気楽にクラシック)」への投稿メッセージ案。



ピアニストの園田高弘は、小澤征爾の師匠・斉藤秀雄のチェロを「教育者としては素晴らしいのかもしれないが、やりにくかった」と回想していた。

2009年、私はアメリカ帰りのドラマーから〈タイム感〉を知る。

〈タイム感〉とは「音だしのタイミングとは別に」メトロノームの感覚を持つこと。音楽家は「クロノス時間(メトロノーム時間)」と「カイロス時間(主観的な時間)」のふたつを同時に持たなければならない。

これができなかったのが斉藤秀雄であり、小澤征爾。
〈タイム感〉は、プロのミュージシャンの暗黙知になっている。だから、N響楽団員による小沢征爾ボイコット事件が起きたのだろう。

メトロノームに合わせると無味乾燥な演奏になると思う人が多い。
だが、ギターデュオ、デパペペのメトロノームとの共演を聴けば、「エモーショナル」な演奏が可能なことが理解できる。

デパペペの演奏をリクエストしたい。

(381字)
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