2017年05月18日

現在は、ポストモダンの時代である。

だが、そのことを、多くの人たちが気づかない。知らされていない。

その理由は、〈文化相対主義〉に向けて、現在の世界(資本主義)を再編成できないからである。



モダンとは、近代であり、進化論。
だが、進化論は、西欧列強が、世界征服のための理論兵器であり、その虚構性は、ベルリンの壁の崩壊・ソビエト連邦の解体によって、証明された。

しかし、新しい時代の名称が、「モダンの後の時代」という意味をほとんど持たない名称なため、世の中のほとんどの人は「モダンな時代が終わったこと」を実感しない。

モダンの特徴は以下。

・神に変わって、人間の思索(コギト・考える人)が、この世界の「存在」を規定する。

・人類は進化する。

上記により、自然破壊・環境破壊、帝国主義・植民地支配、資本主義経済などが行われてきた。



進化論の対立概念は、〈文化相対主義〉である。
人間の幸福の形は多様であり、文化も多様。したがって、他国の文化を侵害することに妥当性はない。
しかし、現在でも、資本主義による世界侵略は続いている。

ブータン王国のような、経済的な繁栄に背を向けた「もう一つの幸福な暮らし」が紹介されるケースは、ほとんど存在しない。




つまり、ポストモダンとは、現行社会の否定であり、それを声高に論じることは、あってはならない。

マスコミに登場するのは、株式トレーダーやファイナンシャルプランナーなど、現行資本主義を擁護する人ばかり。

ポストモダンを提唱するのは、美学芸術学を専門とする青山昌文教授(放送大学)ぐらいのものだ・・・。
posted by スポンタ at 07:32| 東京 ☁| Comment(0) | 芸術論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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