2017年04月04日

もうひとつは、〈タイム感〉である。

ミーメーシスという言葉・概念があれば、簡単に説明できる。

同様に言うと、〈タイム感〉。

こちらは、〈タイム感〉を持っていない音楽家が殆どなので、〈タイム感〉が広まらない。

〈タイム感〉という言葉があれば、ダメなジャズミュージシャンを見分けるのが極めて簡単だ。

東京ジャズの出演者を見てみればよい。〈タイム感〉のある人しかステージリーダーとして呼ばれていない。
〈タイム感〉が暗黙知になっているから、一般の人には、分かりにくいかもしれないが、〈タイム感〉という感覚を知ってしまえば、〈タイム感〉のある人しか呼ばれない。それが東京ジャズである。



たしかエリック宮代氏は、呼ばれていなかったような気がする。
もし、彼がバンドリーダーとして呼ばれていたのなら、今回の私の説は間違っている。



昔、娘をジャズのワークショップに車で送っていく時、歩道に〈パイオツカイデー〉な女の子が歩いており、歩きが4ビートに対して、胸が8ビートで揺れていると指摘して、呆れられたことがある。

そして、二子玉川の駅のプラットフォームをエリック宮代氏が歩いているというので、娘に、「歩いている時に、グルーブしていたか?」と尋ねたら、「いいえ…」と答えられた。

何故、そんなことを娘に尋ねたかといえば、渡辺貞夫氏のバンドの〈ロイク〉なパーカッショニストたちは、歩きながら、グルーヴしていたという噂を知っていたからである。

※ ロイクとは、黒いのバンド言葉である。反対語は、ロイシ。



ま、そんな感じ。
昭和から平成になり、20年以上も経つというのに、芸術も学問も過去を脱ぎ去ることができない。
…と、呆れている。

その理由は明確である。
昭和の泰斗たちが、自己批判をせぬままに、他界していくから。


ウェブでエッチ動画がふんだんに観れる今、大島渚氏は何をやっていたのか…。と、馬鹿らしく思う。

そして、倉本聰氏。



彼は、時代を描くなどと言っているが、ドラマにとって、時代はノイズである。
芸術家は、時代ではなく、普遍を描くのを理想とするはずであるが…。






posted by スポンタ at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | 芸術論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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