2016年12月10日

音楽に国境はない。

平成になっているが、昭和の俗諺が否定されていないのは、困ってしまう。

表題は、「言語は異言語を話す人には理解できないが、音楽は異言語を話す人にも理解できる」という意味だろう。
だが、それは間違いである。

同じ音を聴いても、聴く人が所属する文化により、感じ取る意味は異なる。たとえば、中国人が鳩を見て「おいしそう」と思うが、日本人はそう思わない。日本人がタコやイカが動いているのを見て、「おいしそう」と思うのに、西洋人がグロテスクと思うのの違いがある。



昭和の間違った俗諺を、平成の叡智は否定していかなければならない。



結局のところ、音楽の絶対性を主張したドイツ観念論の人たちの影響が大きいのだろう。

放送大学の青山昌文教授によれば、革命で自由を実現したフランスに対して、専制君主制のドイツでは、自由を実現することが出来ず、理想を自己の内面に求めた。
芸術作品と自己が向き合うとき、芸術の中に社会が入り混じっていると、ドイツの現実を思い出してしまう。
そこで、芸術作品に社会が介入することを否定した…。

そんなドイツの事情を、日本人は知らないまま、素直に信じ込んだのである。
posted by スポンタ at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | 2012パラダイムシフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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