2016年09月25日

起承転結は、古い。

平成になっているのに、昭和の理論が正されないことが疑問である。

シナリオ構成論では、起承転結が基本とされる。
だが、それは、座席にくくりつけられた映画館の観客に向けての論理であって、
「早送り再生」と「チャンネル変更」のボタンがついているリモコンを持っているカウチ視聴者に、「起承転結論」は無為である。

何故なら、シナリオライターが、「起承転結論」でシナリオを構成したと豪語しても、「起」がつまらなければ、「早回し・チャンネル変更」されてしまうから…。
本では、「最後まで読まないで、批判・評論してはならない」との規範・エチケットがあるが、平成のコンテンツの鑑賞環境を考えれば、「リモコンを持った視聴者」は多数派であり、規範・エチケットも変更されるべきに違いない。

つまり、志賀直哉の小説のように、たった一つの副詞「未だ」の存在に気付かなければ、正確な読解ができないような小説は、糞なのだ。(大阪大学の現代文の入学試験問題)



私は、そのようにして、お笑い芸人の芥川賞受賞作を最後まで、読み切れなかった自分を合理化している。
腐ったリンゴを最後まで食べる必要はない。

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2016年09月24日

映画の劣化がすごい。

「君の名は」「シンゴジラ」。
両方とも、上映後の観客の素直な反応と、マスコミに流通・流布されている感想が異なっている。

この状態が続けば、テレビを誰も観なくなるばかりか、映画も誰も観なくなるに違いない。
posted by スポンタ at 07:48| 東京 ☀| Comment(0) | ネットウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月19日

上原ひろみさんの凄さ。

昨日の日曜日(9月18日)、「題名のない音楽会」での上原ひろみさんの演奏を聴いてびっくりした。

いままで、彼女には、タイム感はないし、グルーヴもしていないと、悪口を言っていたが、そうではなかった。

彼女は、タイム感もあり、グルーヴもしており、第一級のジャズピアニストである。
彼女をプロモートする人たちが、彼女の超絶技巧に注目して、そればかりを演奏させたに過ぎなかったのだ。



よく、チックコリアの「スペイン」を演奏していた。それを聴いて、グルーヴしていないと感じていたが、そうではなかった。ミディアムテンポの曲で、彼女は自由にグルーヴしてみせた。



番組では、司会の五嶋龍君とも共演してみせたが、ふたりの共演は、すばらしかった。

何よりも、一切、アンサンブルしようとしない、自由さが格別であった。

いままで、上原ひろみさんのことを、思いっきりケナしていたことを反省する。
彼女はすごい。そして、優しい。すばらしいミュージシャンである。

posted by スポンタ at 17:18| 東京 ☀| Comment(6) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月18日

橋之助氏の報道に思う。

歌舞伎俳優と京都の芸伎の関係を、不倫と呼ぶのだろうか…。
色事であったり、ご贔屓であったり、女遊びであったり、お金のある御仁の所作であって、浮気というのでもないだろう。
ま、だからこそ、貧乏人にとっては、やっかみから、悪口もいいたくなる…。そのあたりが分かっているからこそ、橋之助本人と奥方は平身低頭するのだろう。

写真週刊誌が情報の発信源らしいが、何でもかんでも、現代の価値観に照らし合わせるというのは、違うのではないかと感じている。

…ゲスい報道。ほっときゃいいのに。



かの山本夏彦氏は、
男芸者について、おしろいちんこ、すなちんこ、せんすちんこというのを紹介していた。

おしろいちんこは歌舞伎俳優。
すなちんこは相撲取り。
せんすちんこは落語家である。

どのような時代にあっても、人間の営みなど、大して変わるハズはない。ま、そんな感じ。
posted by スポンタ at 15:58| 東京 ☀| Comment(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月14日

世界にひとつだけの花。

娘に、好きな曲をリストにしておくべきだと話した。
でないと、突然、好きな曲を聞かれた時に、「世界にひとつだけの花」と答えてしまうから…。

マスコミがアンケートを行った結果が、そういうことって、かなりあると思う。

食べたいものがあったのに、それが思い出せなくて、カレーライスということはよくあるものだ。
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2016年09月08日

ハウスの杏仁豆腐。

私の大好物は、不二家のレモンスカッシュだが、娘が飲んでしまい、冷蔵庫にあったのは、パイナップルの缶詰だけ。というので、食べようと思って食卓に出していたら、娘が帰ってきて、杏仁豆腐をつくったのだという。

娘が楽しそうに菱形に切っているものだから、「パイナップルの缶詰と合えてみたら」と提案した。
すると、一流中華料理店もびっくりの杏仁豆腐ができあがった。パイナップルというよりも、缶詰の汁が杏仁豆腐と絶妙にマッチしたようである。

美味しさを堪能しつつ、杏仁豆腐だけ。パイナップルだけを食べてみたが、感動はない。まさに、ハウスの杏仁豆腐とパイナップルの缶詰のマリアージュ(結婚)である。



マリアージュで思い出したが、先日、映画を観ていたら、ベシャメルソースと字幕がでていた。これは本来は、ホワイトソースと訳すべきだろう。
でなければ、マッシュルームはシャンピニオン。チーズはフロマージュとしなければおかしくなる。

ところで、ホワイトソースをベシャメルソースという輩。嫌みなのだろうか。
応接間をサロンと呼ぶ。
おかわりを「アンコール」と言う。
ま、そんな奴はいないか…。
posted by スポンタ at 16:49| 東京 ☀| Comment(0) | スポンタと娘…。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月26日

嘘をついてはいけない。他人に迷惑をかけてはいけない。との子育てはダメである。

高畑女優が、子育てにおいて、息子にしつけていたことである。
だが、これが、決定的にいけない。間違っている。

何故なら、人間は、嘘をつかないでは、生きていけない。
他人に迷惑をかけないで、生きることはできないから。

あるべきは、自分のための嘘ではなく、他人のための嘘なら、ついてよい。
であり、

他人に迷惑をかける場合は、確信的に…。ということ。




それを教えないなら、こどもは、達成不可能な目標を与えられたが故に、自我崩壊に至る。

映画「2001年、宇宙の旅」のコンピュータが暴走したのと、同じことになる。
posted by スポンタ at 15:16| 東京 ☀| Comment(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月25日

高畑淳子さんは悪くないが、間違っていた。

ご子息は、「女性を見て、欲求が抑えられなかった」と供述しているらしいが、問題はそこではない。
挑んだ時、拒まれたのに、「欲求が減退しなかった」ことである。
テレビで女医氏が、普通の人は、「犯罪に至らないようにコントロールしている。脳機能に問題が…」との発言をしているが、問題は、そこではない。

つまり、「欲求がある」。「行動する。または、しない」。という時点ではなく、続きを読む
posted by スポンタ at 07:53| 東京 ☀| Comment(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月21日

追悼・中村紘子氏…。(死者に鞭を打つ私)

今朝の「題名のない音楽会」を観ていたら、先ほど亡くなられたピアニスト・中村紘子氏の追悼番組をやっていた。
番組冒頭のナレーションでは、「世界レベルに日本の音楽を引き上げた」と紹介された。だが、どうだろう。


番組では、中村氏の生前の演奏が紹介されていたが、タイム感・ハーモニー感のない演奏であった。タイム感のない演奏は、日本風味であって、西洋音楽の最上のものではない。タイム感とは、身体の中にメトロノームを持つことである。
そのような視点で、「若者たちを指導することが、日本の音楽レベルを低迷させる原因である」と、彼女はまったく理解しないまま、この世を去った。


彼女が評価した若い才能として、牛田智大君があげられるが、彼のテンポルバートな演奏は、「糸の切れた凧」のようであり、グロテスクである。



日本が生んだ世界的なピアニスト、内田光子さんと比べてみるとよいだろう…。



ハーモニー感も、彼女の演奏からまったく感じられない。これは、日本趣味・異国趣味であって、西洋音楽の本道ではない。

たとえば、リストの愛の夢 第三番は変イ長調である。これは、この曲が、変イ、つまり、Aフラットの音で終わる。Aフラットの和音が基調であることを示している。つまり、そのことを表現するような演奏でなければならない。ペダルを踏む、踏まないではなく、和音が継続していることを感じさせる演奏をすべき。

日本の民謡を題材にしたオーケストラ曲などを聴くと、私はいたたまれなくなる。その理由は、日本の民謡には、和音という概念がないので、オーケストラ曲にはならないからだろう。



小沢征爾・中村紘子…。
桐朋学園の子供のための音楽教室ほど、日本の西洋音楽を歪めたものはない。関係諸氏からの反論を待っている…。
posted by スポンタ at 19:01| 東京 ☀| Comment(0) | ネットウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月20日

愛の渦

CATVでやっていたので、観た。

Wikipediaによれば、

『愛の渦』(あいのうず)は、三浦大輔による日本の戯曲。劇団「ポツドール」を主宰する劇作家・演出家の三浦大輔による戯曲で、2005年にポツドールの第13回公演として初演された。翌年2006年に第50回岸田國士戯曲賞を受賞した(佃典彦『ぬけがら』との同時受賞)。

乱交パーティを目的に裏風俗店に集った見ず知らずの男女10人の本音が交わされる、性欲がテーマの会話劇である[1]。

岸田賞の選評では「際立っているのは、その微細にして冷静な人間の描写である。そこには人間の演技する必然≠ェ描かれている。」(岩松了)、「登場するのは、ぱっと見には、ろくでもない人物ばかりだ。だが、そうしたグロテスクな人間関係が苦い喜劇になっている。」 (宮沢章夫)と評されている。

2009年に一部キャストを入れ替え、再演。2014年に映画化された。

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posted by スポンタ at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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